【厳選】小学生の知力を伸ばすボードゲーム10選|8~10歳向け

子ども向けゲーム8~10歳向け

きょーみ

こんにちは、きょーみです!

小学生のお子さんをお持ちのみなさん、普段家ではどんな遊びをしていますか?

今、世界のボードゲームが子どもの教育面でも注目され始めています。

『プレシデント Family』や『AERA KIDS』といった教育誌でも、「頭がよくなるボードゲーム」「家族で楽しむボードゲーム」として、小学生向けのボードゲームが特集されています。

遊びながら計算力や表現力、観察力やコミュニケーション能力が身につくボードゲームは、知育や家族団らんに最適です。

子どもたちはボードゲームで楽しく遊びながら、「物事を自分の頭で考える力」を鍛えることができます。

今回は子ども向けのボードゲーム会を主催している私きょーみが、8歳~10歳の小学生のお子さん向けに厳選した10のゲームをご紹介します。

ゲームの選出にあたって、意識したポイントは3つです。

  • シンプルなルールでありながら、深い思考力を必要とするゲーム
  • 子どもの計画力、観察力、判断力を伸ばす知育性
  • 大人も一緒に、ほとんどハンデなしで遊べるゲーム

是非この中から、お気に入りのゲームを見つけて遊んでみてください。

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計画力を高めるゲーム

まずは小学生の計画力を高めるゲームを3つご紹介します。

ゲームに勝つための優先順位を考え、計画的に物事を考える能力を養います。

1. 自分の街を発展させよう:街コロ

街コロ』は様々な施設を建てて自分の街を発展させながら、4つのランドマークを早く建てることを目指すゲームです。

街コロ-写真-カードの種類

自分の番になったらサイコロを振り、出た目の効果を発揮する施設カードを持っていれば、銀行からコインがもらえます。

稼いだコインを使って新しく施設を買ったり、ランドマークを建設したりして、どんどん街を発展させていきます。

施設カードの中には相手からコインを奪ったり、特定のカードと組み合わせると大きな効果を発揮するなど、様々な効果があります。

いち早く、「駅」「ショッピングモール」「遊園地」「電波塔」4つのランドマークを完成させた人の勝ちです。

きょーみ

ゲームが進むにつれて、だんだんできることが増えていく面白さがあります。カード同士のコンボを見つけて、ゲームの主導権を握れるかがポイントです。相手の出方をうかがいながら、自分の戦略を考える力が身につきます。
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グランディング(Grounding)

2. 価値ある王国づくり:キングドミノ

キングドミノ』は地形タイルを取って自分のお城の周りにつなげていき、価値のある王国を作るゲームです。

キングドミノ-写真-ゲームプレイの様子

タイルは「麦畑」「森林」「海」など6色の地形が2つ組み合わさってできています。

タイルの裏面には数字があり、数字が大きくなるほど価値の高いタイルが含まれている可能性が高くなります。

欲しいタイルを順番に取っていきますが、前の番に一番価値の低いタイルを選んだ人から順番にタイルを選びます。

取ったタイルは、同じ色のタイル同士が隣り合うようにつなげながら、5×5マスの王国を作ります。

最終的にできた、つながった同色の地形タイルの数×タイル内の王冠の数を足して、最も得点が高かった人の勝利です。

きょーみ

いいタイルを取ると、次の順番が遅くなるというジレンマを抱えながら、自分の王国をつくっていく傑作ゲームです。5×5マス以内に収めるパズル要素もあり、他人との駆け引きも熱いです。脳ミソフル回転!ゲームが終わると、ついもう一回遊びたくなります。

3. 手に汗握るレースゲーム:Q-Jet

Q-Jet』はカードを使って車を進めるレースゲームです。

キュージェット-写真-ゲームボード

3枚の手札から1つの数字カードを使って、自分の車を進めていきます。

3周するうち1周目か、2周目に必ずピットインをしなければなりません。

早くゴールした人の勝ちです。

きょーみ

インコースとアウトコースがあるのですが、アウトコースばかり走って遠回りしていると、ゴールできずにエンストしてしまうこともある厳しいゲームです。なるべく損をしないように、かつ相手の邪魔をしながら上手にコースを走れるかがポイントです。

観察力を高めるゲーム

次に小学生の観察力を高めるゲームを3つご紹介します。

観察しながら瞬時に反応するスピード系を2つ、ミスを見落とさないようにじっくり最善手を考えるゲームを1つどうぞ。

4. 不思議な4目並べ:クアルト

クアルト』はたて・よこ・ななめに同じ要素を集める2人用4目並べゲームです。

クアルト-写真

このゲームのポイントは、相手に置いてもらうコマを自分が選ぶ点です。

「色」、「穴の有無」、「高さ」、「形」の4つのどれかがたて・よこ・ななめ1列に揃ったら「クアルト!」と言います。

きょーみ

よ〜く観察していても見落としてしまうのが『クアルト』の面白いところ。渡せるコマはどれか、もらったコマをどこに置けば勝ちに近づくか、かな〜り頭を使う美しいゲームです。

5. 熱いスピード勝負:ジャングルスピード

ジャングルスピード』は様々な形が描かれたカードを1枚ずつめくっていき、同じ模様が出た人同士で中央のトーテムを取り合うアクションゲームです。

ジャングルスピード-写真-ゲームプレイの様子

同じ形が出て、早くトーテムを掴めた人は遅かった人に溜まったカードを全て渡します。

全てのカードを早くなくした人の勝ちです。

「全員がトーテムを掴む」「形ではなく色が同じ人がトーテムを掴む」など特殊なカードも混ざっていて、ゲームを盛り上げます。

きょーみ

紛らわしい似たような形のカードがたくさん入っていて、プレイヤーのお手つきを誘います。目まぐるしく変わる場の状況にしっかりついていき、正しくトーテムを掴むことはできるでしょうか?楽しく遊びながら観察力を鍛えます。

2019年版はトーテムの色がカラフルに。カードはスッキリ見やすくなりました。

6. スピードしりとり:ワードバスケット

ワードバスケット』はしりとりをしながら手札から文字が書かれたカードを場に出す、スピードしりとりゲームです。

ワードバスケット-しりとりゲーム-文字カード

プレイヤーは場の文字で始まって、手札の文字で終わる3文字以上の言葉を考えます。

思いついたら言葉を言いながら、カードを中央の箱の中に素早く入れます。

ワードバスケット-しりとりゲーム-カードプレイ

濁音、半濁音も可です

いち早く手札のカードを全てなくした人の勝ちです。

きょーみ

みんなで盛り上がれるしりとりゲームです。場のカードはどんどん変わっていくので、よく観察しながら同時に言葉を考えなければいけません。他人と一緒に遊ぶことで語彙力と観察力がメキメキと鍛えられます。

判断力を高めるゲーム

最後に小学生の判断力を高めるゲームを4つご紹介します。

自分の意思でゲームを動かし判断する決断力が、遊びながら伸びていきます。

7. イエスorノーorイーブン:みんなのイ〜ブン

みんなのイ〜ブン』は質問カードに「イエス」「ノー」「イーブン」で答えて、多数派になることを目指すゲームです。

みんなのイーブン-写真-イーブン同数

順番に質問カードをめくっていき、「好きなものは最後まで取っておく」などの質問を読み上げます。

その質問に対して「イエス」の方が多いと思ったら「イエス」を、「ノー」の方が多いと思ったら「ノー」を、「イエス」と「ノー」が同数になると思ったら「イーブン」を出します。

「イエス」「ノー」で多数派になった人は1点をもらいます。

「イエス」「ノー」が同数の時に、「イーブン」を出した人は2点をもらいます。

きょーみ

自分はこう思うけど、みんなはどう思うかを他人の気持ちになって考えるコミュニケーションゲームです。親子で遊べば会話のきっかけになります。お誕生日会やクリスマス会など、たくさんの友だちが集まる会でも重宝するでしょう。

8. お宝を目指して探検:インカの黄金

インカの黄金』は様々な危険とお宝が待ち受ける洞窟内を探検し、たくさんの宝をキャンプに持ち帰ることを目指すゲームです。

インカの黄金-写真-ゲームプレイの様子

カードは危険を知らせる赤いカード、お宝を示す青いカード、珍しい遺物の黄色いカードの3種類があります。

プレイヤーはカードを1枚めくるごとに、探検を続けるか、キャンプに帰るかを判断します。

同じ種類の危険カードが2枚出る前に、キャンプに戻ることができれば獲得した宝石をもらえます。

5ラウンド行い、最もたくさん宝石を持ち帰ったプレイヤーの勝利です。

きょーみ

進むか、帰るか毎回決断を迫られます。「一人で残れば宝を独り占めできる」「誰かと一緒に帰ると分け前が少なくなる」など、様々な思惑が交錯する中、自分はどちらを選ぶのか。自分の頭で考えて判断する力が身につきます。

新版では進退カードの代わりに探検家コマが追加されました。

9. 仲間を見つけて協力する:お邪魔者

お邪魔者』は真面目な金鉱掘りとお邪魔者に分かれて戦う、正体隠匿系のゲームです。

お邪魔者-写真-プレイの様子

プレイヤーはゲーム開始前に、金鉱掘りとお邪魔者の役職カードを他人に見られないように確認します。

金鉱掘りは金を掘り当てることを目指し、お邪魔者はそれを阻止しようとします。

ゲーム中の言動やプレイから、自分の仲間を見つけて協力をしながら、それぞれの目的達成を目指します。

きょーみ

お邪魔者は最初はバレないように正体を隠しつつ、ここぞというタイミングで邪魔を仕掛けます。時には相手を欺くために、ブラフを仕掛けたりすることも必要です。様々な効果のあるカードを使いながら、色んな戦略を試すのが楽しいゲームです。

10. 交渉力が勝利の鍵:ボーナンザ

ボーナンザ』は手札の豆カードを植え、収穫して得点を稼いでいくカードゲームです。

同じ種類の豆をたくさん集めると、収穫するときの得点も増えていきます。

手札の豆カードは右から順番にプレイしていきますが、自分の畑には最初は2種類の豆しか植えらず、また手札のカードの順番を入れ替えることができません

そのため他人と交渉をしながら、いらないカードは相手に売り、欲しいカードを調達してゲームを進めていきます

最終的に一番たくさん得点を稼いだ人の勝ちです。

きょーみ

次にプレイしなければならないカードが見えている中で、誰とどんな交渉をすべきかを考えるゲームです。ゲームを通じて自分も相手も得をするwin-winな交渉とは何かを学び、基礎的な交渉力を身につけることができます。

おわりに

8~10歳の小学生におすすめのゲームを10個、ご紹介しました。

この時期のお子さんには、あえて最初は「ちょっと難しいかも」と思わせる複雑なルールのゲームを選んで、脳に心地よい刺激を与えてあげることがポイントです。

子どもはちょっと難しいゲームのルールを読み解き、繰り返し遊んで上手になることで、自分に自信が持てるようになります。

そしてもう一つ大事なことは、プレイに関する助言を最小限に留めることです。

「こうした方がいいよ!」とアドバイスをしたい気持ちはわかりますが、過度な助言は子どもが自分で考えるチャンスを奪ってしまいます。

子どものプレイを温かく見守りつつ、是非自分の頭で攻略法を考えさせてあげてください

きょーみ

どのゲームも本当によくできています。大人も一緒に楽しみましょう!

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