きょーみ
年の差が離れている子どもたちを遊ばせるとき、特にゲームなど勝ち負けが発生する遊びをする際には、ちょっとした工夫が必要です。
遊び方を大きく分けると、上の子に合わせるか、下の子に合わせるかの2択。
上の子に合わせて遊ぶ場合、下の子に合わせて遊ぶ場合、それぞれに注意すべきポイントがあります。
今回は年齢差のある子どもたちが勝ち負けのある遊びを一緒に楽しむ方法をご紹介します。
もくじ
遊びに合わせてレベル調整をする
年の差が離れている子どもたちを遊ばせる時の最大のポイントは、遊びに合わせてレベル調整をすることです。
上の子は技能面、スピード、知能面の全てにおいて、下の子よりも有利です。
年齢差を無視して遊ぶことは、冒険を始めたばかりの駆け出しの弟剣士(Lv.5)と、そこそこ戦いに慣れてきた兄戦士(Lv.15)を同じ土俵の上で戦わせるようなもの。
そのまま戦ったら弟は為す術もなく破れ、兄は兄でまともな経験値も得られず、お互いにメリットがありません。
いい勝負を演出するためには、お互いのステータスを把握して、大人がレベル調整をしてあげることが肝要なのです。
上の子に合わせた遊び
上の子に合わせた遊びをするとき、下の子をフォローしてあげるための方法が2つあります。
- ハンデを設ける
- 運要素の高い遊びを選ぶ
下の子のレベルに応じてハンデをつけてあげます。
足りない攻撃力を補うために、装備品を持たせてあげるイメージです。
運要素の高い遊びを選べば、下の子にも勝てるチャンスが生まれます。
ポイントは下の子には「頑張れば勝てるかも」と思わせること+上の子には「油断したら負けるかも」という程よい緊張感を与えてあげることです。
10回遊んだときに上の子が6~7回勝って、下の子が3~4回勝てるくらい、勝率30~40%が下の子の闘争心をかき立てるちょうどいいゲームバランスだと思います。
トランプ遊びで言えば『トラッシュ』『すかんぴん』が運要素高めでおすすめです。


下の子に合わせた遊び
下の子に合わせた遊びをするときは、上の子に役割を与えてあげるのが効果的です。
- 手加減を覚える
- 下の子に教える
上の子が容赦なく勝ち続けている時は「みんなで一緒に楽しく遊ぶにはどうしたらいいか、考えてみよう!」と伝えてみましょう。
自分ばかりが楽しむのではなく、時には手加減をして、下の子を楽しませることも必要だということに気付いてもらいます。
上の子に、どうすれば下の子が上手に遊べるようになるか、考えさせるのもいいでしょう。
人に何かを教えることを通して、上の子の成長を促します。
上の子も、勝負をするからには負けたくないと思うのが普通です。
そのため、下の子と真っ向勝負をさせるのは得策ではありません。
年長者の役割を大人が示してあげることで、上の子が成長できるきっかけを作ります。
大人は子どもの様子を見守り、ケンカになる前に声をかけてあげましょう。
おわりに
年齢差のある子どもたちと勝ち負けのある遊びを一緒に楽しむ方法をご紹介しました。
子どもたちに楽しく遊ばせるためには、大人の見守り&サポートが必要不可欠です。
兄弟姉妹やグループで遊ばせるときに、是非意識してみてください。
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