2019年 海外で流行るおもちゃ | プロが解説する3つのトレンド

海外で流行るおもちゃ2019

きょーみ

こんにちは、きょーみです!

2019年1月30日〜2月3日の5日間、ドイツのニュルンベルクで開催されたニュルンベルク国際玩具見本市(Spielwarenmesse)。2019年に開催70周年目を迎えました。

130ヶ国以上の国と地域から選りすぐりのおもちゃが集まる、世界最大規模の見本市です。

同会場で開催されたToy Business Forum 2019では、ニューヨーク州ToyTrends社CEO、Reyne Rice氏より、2019年に流行る海外のおもちゃの予測と傾向が発表されました。

Rice氏はプレゼンテーションの中で、2019年に流行るおもちゃの3つのポイントを挙げています。

  1. Ready, Steady, Play / 体を動かすアクティビティ
  2. The Wow! Effect / 驚きと発見のある遊び
  3. Toys 4 Kidults / 大人が童心に返るおもちゃ

デジタルとアナログのバランスが絶妙なラインナップ。

2019年に海外で流行るおもちゃのポイントを押さえて、プレゼントやおもちゃ選びの参考にしていただけたら嬉しいです。

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Ready, Steady, Play / 体を動かすアクティビティ

1つ目のポイントは「Ready, Steady, Play」。クラウチングスタートの姿勢で「よーいドン!」の合図を待つ女の子の写真が印象的です。

スマホやタブレットが広く普及し、子どもが一人でゲームをしたり、YouTubeを観たりすることが当たり前になりつつあります。

とても便利になった一方で、長時間スマホの画面を見続けることによる弊害・・・子どもの健康面への影響や、コミュニケーション不足が心配されています。

スマホが手放せないデジタル社会だからこそ、デジタル機器に触らない時間を大切にしたい─。

そうした背景から、スクリーンから離れて体を使って楽しめる遊びに再び注目が集まっています。

YOGI / ヨガ × ゲーム

YOGI」はカードやサイコロが示すヨガのポーズを取って遊ぶコミュニケーションゲームです。

ポーズを取る人とうまくできているかを確認する人に分かれて、体を動かしながら自然なコミュニケーションが発生します。

Slackers NinjaLine / どこでもアスレチック

アウトドアやキャンプで活躍するキットも人気です。

木や棒に吊るして使えるアスレチックキット「Slackers NinjaLine」を使えば、テントを組み立てるような感覚で即席のアスレチックスタジオが作れます。

OOKKIE Skateboard / 手押しハンドル付きスケートボード

OOKKIE Skateboard」は手押しハンドルの付いた2歳から遊べるスケートボードです。

大人に押してもらいながら、バランス感覚を養う外遊びが楽しめます。

きょーみ

スマホ画面と向き合う時間を減らして、親や友達と一緒にコミュニケーションを楽しめるおもちゃがトレンドに。遊びながら自然に会話が発生するのも魅力ですね。

The Wow! Effect / 驚きと発見のある遊び

2つ目のポイントは「The Wow! Effect」。「ワ〜オ!」と驚きのある仕掛け。

  1. 箱を開けてみるまで何が入っているかわからないワクワク感
  2. 遊び度に毎回違った発見がある拡張性

このどちらか、もしくは両方を満たしているおもちゃが対象です。

箱を開封すること自体を遊びにしたおもちゃが、特に女の子の間で流行っています。

うまれて!ウーモベイビー / 卵の殻からお世話する人形

うまれて!ウーモベイビー」は卵の殻の中に入った、おしゃべり人形です。

殻の中からヒナが孵るところから育てることで、人形に深い愛着が生まれます。

L.O.L.サプライズ! / 開封するのが楽しいカプセルトイ

L.O.L.サプライズ!」は、人形のセットが入ったカプセル型のおもちゃです。

何が入っているかは開けてみてからのお楽しみ!

ただ開けるだけでなく、暗証番号を発見してロックを解除する謎解き要素がポイントです。

Shifu Orboot / アプリと連動する知育地球儀

Shifu Orboot」は地理だけでなく、それぞれの国の文化が学べるAR地球儀です。

専用のアプリを入れた端末を地球儀にかざすことで、その国の名産品や動物が画面に表示されます。

きょーみ

福袋やガチャガチャ、おもちゃ付きのお菓子など、日本の開封を楽しむ文化にもフィットしますね。

Toys 4 Kidults / 大人が童心に返るおもちゃ

3つ目のポイントは「Toys 4 Kidults」。KidultsとはKidsとAdultを足した造語で、大人の中の子ども心をくすぐるおもちゃがブームとなっています。

  1. 高い芸術性
  2. 深い思考性

が楽しめるのも、大人向けのおもちゃならでは。

アメリカでは自分で組み立てたおもちゃをインテリアとしてオフィスや家に飾ったりする人も増えています。

キュービックス / 変幻自在のキューブアート

キュービックス」は、大小様々な形のキューブを組み立てて遊ぶ、オブジェ型のおもちゃです。

統一感のある洗練されたデザインがおしゃれですね。

クリエイティブな方へのプレゼントにも最適です。

レゴ テクニック ポルシェ / 精巧でカッコイイレゴ

大人向けのレゴも人気を博しています。

レゴ テクニック ポルシェ」のように高級車や重機が作れるテクニックシリーズと、世界の名所が作れるアーキテクチャーシリーズは特にクオリティが高いです。

細かいパーツが多く、細部まで丁寧に再現。作る喜び、所有する喜びが味わえます。

EXIT THE GAME / 卓上で楽しむ脱出ゲーム

EXIT THE GAME」は、テーブル上で楽しむ脱出ゲームです。

同じシナリオは1回しかプレイできないため、ネタバレは厳禁!この二度とプレイできないところに価値があります。

2017年にドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門の大賞作品です。様々なシリーズが出ています。

きょーみ

大人向けのおもちゃは、年々裾野が広がってきている感じがします。一部のマニアの嗜みから、女性やライト層も気軽に楽しめるアート、コレクション性を重視するおもちゃが増えています。

おわりに

「ニュルンベルク国際玩具見本市2019」Rice氏のプレゼンテーションより、2019年に海外で流行るおもちゃの3つのトレンドを紹介しました。

VR/ARなどデジタル要素を取り入れていく一方で、既存のおもちゃに新しい体験価値を与えることで、楽しみ方の幅が広がっているなと感じました。

3つのトレンドを頭に入れておくと、おもちゃ売り場を見る目が少し変わるかもしれません。

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