きょーみ
相手の意思を上手に引き出すコーチングのスキルは、子育てに役立てることができます。
子どものやることについ口出ししたり、頭ごなしに叱ってしまうことはありませんか?
子どもの力を最大限に引き出してあげるためには、子どもの声に耳を傾け、寄り添ってあげることが何よりも大切です。
子育てコーチングを成功に導く3つのステップはこちら
- 話をよく聞く
- 問いかける
- 返事を返す
この3ステップを繰り返すことで、子どもの自主性を伸ばすことができます。
では具体的にどうすればいいのか、詳しく見ていきましょう。
もくじ
コーチングとは
コーチングの”Coach”には、「コーチ」以外にも「人や荷物を送り届ける」「馬車」という意味があります。
コーチングをする時にはこの、相手を目的地まで送り届けてあげるイメージをまず頭に入れてください。
子育てコーチングにおいては主役はあくまでも子どもであり、親は子どものサポート役に徹してあげることが大事です。
くれぐれも子どもにあれこれと細かく指示したり、命令したりしないように注意しましょう。
子育てコーチングSTEP1:話をよく聞く
まずは、子どもの話に耳を傾けましょう。
自分の中の120%の意識を子どもに向けて、傾聴します。
子どもの話に関心を持って傾聴できていれば、自然とこんなあいづちが出てきます。
- 「うんうん」
- 「そっか〜」
- 「え〜!そうなの?」
この時、スマホをいじるなど他のことをしながら聞くのはNGです。
STEP1の傾聴は、子育てコーチングの言わば土台づくり。
子どもの中に「話をちゃんと聞いてもらっている」という安心感を作り出すことができればOKです。
子育てコーチングSTEP2:問いかける
問いかけは、3つの中で最も大事なステップです。
しっかり話を聞いた後に、気になった部分について問いかけをします。
たとえ大人には当たり前のことであっても、初心に返り好奇心を持って質問してあげるようにしましょう。
- 「これはなに?」
- 「なんでだろう?」
ポイントは、子どもに自分の頭で考える時間を与えてあげることです。
この時間は子育てコーチングの中で、最も大切な時間と言っても過言ではありません。
問いかけは一つずつ、小出しに。子どものペースに合わせてじっくり待ちましょう。
質問をするときは、子どもに深く考えさせるためにもオープンクエスチョンを心がけてください。
- オープンクエスチョン
- クローズドクエスチョン
5W1H(いつ/どこで/誰が/何を/なぜ/どのように)の質問。
「はい」「いいえ」で答えられる質問。
5W1Hの中でも特に「What(何を)」「Why(なぜ/どうして)」の2つを意識的に尋ねるようにします。
良質な問いかけは、自分の中で思っていることを言葉にする練習にもなり、子どもが大きく成長するきっかけを作ってくれます。
- 否定しないこと
- 子どもが考えている最中は、余計な口出しはしないこと
子育てコーチングSTEP3:返事を返す
問いかけの答えに対して、返事を返しましょう。
返事を返すときには、「そっか〜」「なるほどね〜」と受け止めた後に、「〇〇なんだね」と子どもの言ったことをそのまま返して、整理してあげるとさらに効果的です。
ボク
ママ
ボク
ママ
ボク
返事が返ってくると、子どもは自分の言ったことが相手に伝わってことに喜びを感じて、さらに発想豊かに考えて話してくれるようになります。
子どもが話始めたらまたSTEP1に戻って…この繰り返しです。
一連の会話を通じて基礎的なコミュニケーション能力を身に付けることができます。
子育てコーチング:まとめ
子育てコーチングの3ステップをもう一度おさらいしておきましょう。
- 話をよく聞く
- 問いかける
- 返事を返す
特に②の問いかけ、子どもに考えさせる時間が一番大切です。
基本の3ステップさえ押さえておけば、今日からすぐに実践できますよ!
子どもの目線になって、子どもが見ている世界を親も一緒に楽しみましょう。
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