【図解】4人用トランプゲーム「スペード」の遊び方

スペード-トランプ-サムネイル

スペード/Spades

:30分~ :12歳~ :4人

『スペード』はトランプを使って2vs2で戦う4人用のトリックテイキングゲームです。

ラウンド開始前に何トリック取れるか予想するビッディングが熱く、戦略的な頭脳戦が楽しめます。

トリックテイキングゲームとは、手札からカードを順番に出していき、一番強いカードを出した人がカードを取るタイプのカードゲームのことを指します。

難しく考える必要はなく、基本的には以下の3点を押さえておけば、大丈夫です!

  1. トリックを取る
  2. 一番強いカードを出してカードを取ることをトリックを取る=トリックテイキングと言います。

    カードの強さはゲームごとに違いますが、(強)A>K>Q>J>・・・4>3>2(弱)となっていることが多いです。

    例えば、「4」「6」「K」「9」のカードが出た場合、一番強い「K」を出したプレイヤーがこのトリックを取り、カードを全て獲得します。

    トリックテイキング-ルール-トリックに勝つ

    1順した後にカードを取ることを、1トリックを取ると言います。

  3. リードとフォロー
  4. トリックテイキングゲームで、一番最初にプレイされたカードのことを、リードと言います。

    多くのトリックテイキングゲームでは、リードされたカードと同じスート(マーク)のカードを可能な限りで出す、マストフォローのルールを採用しています。

    リードされたカードと同じスートのカードを出すことを、フォローすると言います。

    トリックテイキング-ルール-リードとフォロー

    フォローできない時には、手札から他のスートのカードを出します。

    一般的なトリックテイキングゲームでは、リードと異なるスートのカードは、後述する切り札を除いて、そのトリックに必ず負けます

  5. 切り札(トランプ)
  6. 多くのトリックテイキングゲームでは、切り札(トランプ)を採用しています。

    切り札はトリック開始前に決定することが多く、切り札のスートが最強のスートになります。

    例えばハートが切り札だった場合、カードの強さはA>K>Q>J>・・・4>3>2>リードされたスートのA>K>Q>J・・・4>3>2>他スートのA>K>Q>J・・・4>3>2となります。

    トリックテイキング-ルール-切り札

カードが配られたら、スートごと、強さ順にカード並べ替えると、プレイしやすいです。

トリックテイキング-並び替え

戦略
(4.5)
(2.5)
ビッド
(5.0)

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ゲーム概要

『スペード』は向かい合うプレイヤー同士でペアを組み、チームで500点取ることを目指すゲームです。

手札が配られた後に何トリック取れそうか予想するビッドを行います。

そのラウンドでパートナーの分と合わせて、宣言通りのトリック数を達成できれば点数を獲得できます。

逆に目標値を達成できなければペナルティを喰らいます。

先に500点を達成したペアの勝利となります。

MEMO

サクッと遊びたい時は、目標値を100点/300点などに変えて遊ぶといいです。

ゲームの準備

準備するもの
  • トランプ
  • ポーカーチップ(もしくは得点記録用のメモ)

トランプはジョーカーを除いた52枚のカードを使用します。

得点を記録しておくため、またビッド数を記録しておくためにポーカーチップがあると快適にプレイできます。

カードの強さはA>K>Q>J・・・4>3>2です。このゲームでは、スペードが切り札になります。

適当な方法でディーラー(配り役)を決めます。

カードをよく混ぜ、ディーラーの左隣のプレイヤーから裏向きのまま各プレイヤーに1枚ずつ、1人13枚、時計回りに全てのカードを配りきります。

ビッド

ディーラーの左隣のプレイヤーから配られた手札を見て、時計回りの順番にビッドを行います。

プレイヤーは全13トリック中何トリック取れそうかを予想して、0~13までのトリック数を宣言します。

ビッドできるチャンスは1人1回で、一度宣言した数字を変更することはできません。

自分とパートナーの宣言したトリック数を足した数が、自分のチームの目標トリック数となります。

スペード-トランプ-ビッド

MEMO

ビッド数をチップを使って記録しておくとわかりやすいです。

0トリック:ニル

0トリック宣言することを「ニル」と言います。

ニルを宣言したプレイヤー(パートナーの分は数えない)が1トリックも取らなければニル達成です。

ニルを達成するとボーナスで100点獲得できますが、失敗するとマイナス100点となります。

ブラインドニル

プレイヤーが望むなら、ブラインドニルのルールを追加することができます。

ブラインドニルをするプレイヤーは配られたカードを見る前に、ニルを宣言します。

ブラインドニルが成功すれば200点を獲得できますが、失敗するとマイナス200点となります。

ゲームプレイ

ゲームはディーラーの左隣のプレイヤーから、時計回りに進行します。

最初のプレイヤーがリードし、以降1人1枚ずつ手札からカードをプレイしていきます。

リードされたカードのスートのカードを持っていれば、必ずそのスートのカードをプレイしなければなりません

リードされたカードのスートのカードを持っていなければ、手札から好きなカードをプレイすることができます

4枚のカードがプレイされたら、カードの強さを比較して、最も強いカードを出したプレイヤーがトリックを獲得します。

獲得したカードはセットにして、自分の前に手札とは別にして置いておきます。

トリックを獲得したプレイヤーが、次のリードカードを出します。

スペードにまつわるルール

スペードのカードは出せるタイミングに制限があります。

最初はスペードのカードでリードすることができず、以下の条件を満たせばスペードでリードできるようになります。

  • リードされたスートがなくなり、誰かがスペードをプレイした時
  • 手札にスペードしかない時

得点計算

13トリック目が終わったら、得点計算に移ります。

ビッドしたトリック数を達成できたチームは、宣言したトリック数×10+超過したトリック数の得点を獲得します。

達成に失敗したチームは宣言したトリック数×10点を失います

スペード-トランプ-得点計算

ニルやブラインドニルを達成したチームは、それぞれ100/200点のボーナス点を加えます。失敗すればマイナスになります。

ディーラーを左隣のプレイヤーに移し、カードを配り直してゲームを再開します。

先に500点に到達したチームの勝利です。

サンドバッグルール

プレイヤーが望むなら、サンドバッグのルールを追加することができます。

宣言したトリック数を超過した場合、超過分をバッグとしてカウントしておきます。

バッグが10点になった時、100点減点となります。

以降、バッグが10点刻みで20/30点・・・になるごとに100点減点されます。

きょーみ

上級者向けのルールです。より正確なビッドが求められます。

ここがポイント!

ビッディングとトリックテイキングの基本的な面白さが味わえるトランプゲームです。

ひねりのないスタンダードなルールだけに、ビッディングとプレイの巧さが要求されます。

3、4番手のビッドコールプレイヤーは、パートナーのビッド数と自分の手札を照らし合わせながら、相方のカードの強さを予想します。

パートナーがニルを宣言すれば、パートナーにトリックを取らせないようにプレイを調整する必要があります。

ただトリックに勝てばいいわけではなく、目標トリック数に合わせにいく調整力が試されるゲームです。

きょーみ

最初はビッディングの相場観を掴むために、ブラインドニルやサンドバッグルールなしでプレイするのがおすすめです。慣れてきたらルールに変化を加えてみてください。

おわりに

トランプゲーム『スペード』のルールをご紹介しました。

4人集まった時に、是非試してみてください。

ビッディングのルールが難しければ、まずは『ホイスト』から遊んで、トリックテイキングに慣れることをおすすめします。