ボードゲーム情報のまとめサイトBoardGameGeekより、基本セットだけで遊べる『お邪魔者/Saboteur』のバリエーションルールをご紹介します。
人数に応じたバリエーションルールを導入して、いつものお邪魔者をさらに楽しくプレイしましょう。
基本ルールはこちらからご確認ください。

もくじ
人狼バリエーション
人狼ゲームを元にした、バリエーションルールです。お邪魔者同士はゲーム開始前にお互いがお邪魔者であることを確認します。
役割カードを配り終わったら、ディーラーは以下のようにしてお邪魔者同士の確認を行います。
その他のルールは基本ルールと一緒です。
きょーみ
強欲な金鉱掘り
金鉱掘り側にも対立を生み出すバリエーションルールです。
金鉱堀り側が勝利した際のゲーム終了時、ランタン、ツルハシ、トロッコの道具のうちどれか1つでも壊れている金鉱堀りは報酬金を受け取ることができません。
きょーみ
真ん中の宝を8マスに
金鉱堀り側の難易度を少し上げるバリエーションルールです。
真ん中のゴールカードのみ、スタートカードから8マス分離した位置に配置します。
その他のルールは基本ルールと一緒です。
きょーみ
第3勢力:おどけ者
金鉱堀りでもお邪魔者でもない、第3勢力の「おどけ者」を追加したバリエーションルールです。
「紫色の服を着た金鉱掘りをおどけ者とする」など、金鉱堀りカードの中からあらかじめおどけ者として扱う色を決めておきます。
ゲームの準備
遊ぶ人数によってカードの構成が変わります。以下の表を参考にしてください。
人数 | お邪魔者(必須) | お邪魔者(ランダム) | 金鉱掘り | おどけ者 |
3 | – | 1 | 3 | 1 |
4 | – | 1 | 4 | 1 |
5 | 1 | 1 | 4 | 1 |
6 | 1 | 1 | 5 | 1 |
7 | 2 | 1 | 5 | 1 |
8 | 2 | 1 | 6 | 1 |
9 | 2 | 1 | 6 | 1 |
10人プレイの時は全てのカードを使います。
5人以上の場合、必須のお邪魔者カードは必ずゲームに入れます。以下の手順で役割カードを配ります。
- 必須のお邪魔者カード以外のカードをよく混ぜて、その中から2枚をランダムに抜きます。9人プレイの場合は1枚抜きます。
- その後、必須のお邪魔カードも入れてよく混ぜて、役職カードを各プレイヤーに配ります。
ルールの変更
基本ルールに道具カードに関する以下の変更を加えます。
各プレイヤーは道具のリペアカードで破壊された道具を直した時、それらのカードを捨て札にせず、自分の前に置いておきます。
リペアカードの枚数を、おどけ者の勝敗に使用します。
おどけ者の勝敗
おどけ者の得点は以下のように処理をします。
- お邪魔者が勝った場合
- 金鉱掘りが金を見つけた場合
- おどけ者が金を見つけた場合
おどけ者は何も得られません。
ラウンド終了時に道具のリペアカードが自分の前にあれば、リペアカードの枚数分、金を獲得します。
ゴールボーナスで1点+ラウンド終了時に道具のリペアカードが自分の前にあれば、リペアカードの枚数分、金を獲得します。
またおどけ者が金を見つけた時は、金鉱堀りは金を獲得することができません。
1ラウンドごとに役職カードを配り直して4ラウンドを行い、最もたくさん金を獲得したプレイヤーの勝利です。
きょーみ
4人用:自己中な金鉱堀り
大人数が楽しいお邪魔者を、4人で楽しむためのバリエーションルールです。
金鉱堀りカードの中の1枚を自己中な金鉱堀りとして、その他の金鉱堀り2枚、お邪魔者1枚でゲームを行います。
地図カードを3枚デッキから抜いておきます。また上記の追加ルールと同じく、真ん中のゴールカードをスタートカードから8マス分空けます。
ラウンドが終了したら、プレイヤーの役職に応じて金を獲得します。
- お邪魔者が勝った場合
- 金鉱堀りが勝った場合
- 自己中な金鉱堀りが勝った場合
金カードをよく混ぜてランダムに3枚引き、そのカードを獲得します。
金カードをよく混ぜてランダムに4枚引き、金鉱を掘り当てたプレイヤーから1枚ずつ、それぞれ2枚のカードを獲得します。
金カードをよく混ぜてランダムに3枚引き、そのカードを獲得します。金鉱堀りは金をもらえません。
3ラウンドを行い、最も金を獲得したプレイヤーの勝利です。
きょーみ
1人用:お邪魔者ソリティア
1人で遊べる画期的なバリエーションルールです。プレイヤーは「金鉱堀り」として金塊を見つけることを目指します。
ゲームの準備
4枚のお邪魔者カードと、7枚の金鉱堀りカードをよく混ぜて、その中からランダムに2枚を抜いて9枚の役職カードを用意します。
9枚の役職カードを3×3で裏向きにしてセットします。デッキのカードをよく混ぜて、手札を4枚持ちます。
スタートカードとゴールカードは、通常通り準備します。
ゲームの進め方
役職カードを1枚ずつめくっていき、出た役職に応じて行動を取っていきます。
1. 金鉱堀りをめくった場合
手札のカードの中からカードをプレイします。道カードや道具カードなどがプレイできる場合は、ディスカードせずにプレイすることを優先させます。
もしすでにオープンされている役職カードの中にお邪魔者がいれば、道具の破壊カードをそのお邪魔者に対して使うことができます。
2. お邪魔者をめくった場合
お邪魔者は以下のリストにならって、上から優先順位の高い順に行動を選択します。
地図カードのみ、通常の効果と違うので注意してください。
- 金鉱堀りのカードがオープンされていれば、まだ道具が壊れていない金鉱堀りから順番に道具破壊カードを使います。
- プレイできる邪魔な道カードがあれば、邪魔な道カードをプレイします。
- 他のお邪魔者カードの道具が壊れていれば、リペアカードを使って直します。
- 落石カードを最も修復が難しくなる位置に使用します。
- 地図カードを使って、3枚のゴールカードをランダムにシャッフルして配置し直します。
- 金鉱堀りにとって有利なカードを1枚選んで、ディスカードします。
道具が破壊されている金鉱堀り/お邪魔者のターンでは、道カードをプレイすることはできず、ディスカードも行いません。
カードを使ったら、その都度手札を4枚になるように補充します。次の役職カードをめくって、ゲームを続けていきます。
ゲームの終了
9枚の役職カードが全て表になったら、道具破壊カードをくらっている役職カードを除いたカードを回収します。
ラウンド前に抜いた2枚のカードを加えてよく混ぜ、3×3の空いているゾーンに役職カード再配置します。残りのカードは脇に置いておきます。
役職カードが9枚オープンする度に、役職カードの再配置を繰り返します。
カードがなくなる前に金を見つけることができれば、あなたの勝利です。
金を見つけられないか、途中で全ての金鉱堀りカードの道具が壊されてしまったら、あなたの負けです。
きょーみ
おわりに
お邪魔者のバリエーションルールをご紹介しました。
遊ぶメンバーに応じて、適宜バリエーションルールを取り入れてみてください。