ポーカー/Poker
:X分 :12歳~ :2人~
数あるポーカーの遊び方の中でも特に人気の高い『テキサスホールデム』のルールをご紹介します。
手持ちの2枚のカードと5枚の共通カードを組み合わせて役をつくるポーカーです。
もくじ
ゲームの準備
- トランプ
- ポーカーチップ
- ディーラーボタンの代わりとなるもの
トランプが余っていれば2組用意して、1組をシャッフルしている間にもう1組を配るようにすると、ゲームの進行がスムーズになりますよ。
ポーカーチップは、軽くて持ち運びやすいこちらがおすすめです。
各プレイヤーはゲーム開始前にそれぞれ10,000$など同額のチップを受け取り、席につきます。
スタートプレイヤーを示すディーラーボタンを適当なプレイヤーの前に置きます。これをディーラー(D)で表します。
ゲームの流れ
ゲームは場のカードをオープンする前の「プリフロップ」から、場の5枚目のカード「リバー」をオープンするまでの各ラウンドで、各プレイヤーが時計回りにアクションを行いながら進行します。
最終的に手札の2枚のカードと、場の5枚のカードを組み合わせてできた役で勝負します。
各ラウンドで溜まったチップはポットに溜まっていき、1人の勝者がポットに溜まったチップを全て獲得します。
テキサスホールデムでは、チップを獲得できる条件が大きく分けて2つあります。
- 役の強さで勝つ
- 1人を残して全員が降りる
役を比べて、1番強い役をつくったプレイヤーがチップを獲得します。
1人を残して全員が勝負から降りれば、残ったプレイヤーがポットのチップを全て獲得します。
アクションの種類
テキサスホールデムにおける、各種アクションの種類を説明します。
- チェック/Check
- ベット/Bet
- フォールド/Fold
- コール/Call
- レイズ/Raise
掛け金を上乗せせず、そのまま勝負を続行するアクションです。
チェックをする場合は「チェック」と言います。もしくは、テーブルを指でトントンと軽くたたきます。
ラウンドの一番はじめに、掛け金をあげるアクションです。
ゲーム開始時にあらかじめ決めておいたレート以上のチップを出します。
勝負から降りるアクションです。
カードを中央の場に裏向きのまま出して、ゲームから離脱します。自分の前に出していたチップがあれば、全てポットに追加します。
一度フォールドすると、そのディールが終わるまではゲームに復帰することができません。
相手の勝負を受けるアクションです。
場に出ている最も多くチップを出しているプレイヤーに合わせて、同額のチップを出します。
掛け金を上乗せして勝負を仕掛けるアクションです。
場に出ている最も多くチップを出しているプレイヤーの倍額以上のチップを出します。
第1ラウンド:プリフロップ
ディーラーの左隣のプレイヤーは、100$を自分の前に出します。これをスモールブラインド(SB)と呼びます。
SBの左隣のプレイヤーはSBの倍額、200$を自分の前に出します。これをビッグブラインド(BB)と呼びます。
ディーラーはカードをよく混ぜ、ディーラの左隣のプレイヤーから時計回りの順にカードを1人2枚ずつ、裏向きのまま配ります。
カードが配られたら、他人に見られないように確認します。
BBの左隣のプレイヤーからアクションがスタートします。
時計回りにアクションを進め、2人以上のプレイヤーの掛け金が揃ったら、チップをテーブル中央のポットにひとまとめにして、フロップカードのオープンに移ります。
第2ラウンド:フロップ
ディーラーは、山からカードを1枚裏向きで捨てた後、場にフロップカードを3枚めくります。
ゲームに残っているプレイヤーの中で、ディーラーボタンの左側に近いプレイヤーから、再びアクションを開始します。
時計回りにアクションを進め、2人以上のプレイヤーの掛け金が揃ったら、チップをポットにひとまとめにして、ターンカードのオープンに移ります。
第3ラウンド:ターン
ディーラーは、山からカードを1枚裏向きで捨てた後、場にターンカードを1枚めくります。
ゲームに残っているプレイヤーの中で、ディーラーボタンの左側に近いプレイヤーから、再びアクションを開始します。
時計回りにアクションを進め、2人以上のプレイヤーの掛け金が揃ったら、チップをポットにひとまとめにして、リバーカードのオープンに移ります。
第4ラウンド:リバー
ディーラーは、山からカードを1枚裏向きで捨てた後、場にリバーカードを3枚めくります。
ゲームに残っているプレイヤーの中で、ディーラーボタンの左側に近いプレイヤーから、再びアクションを開始します。
時計回りにアクションを進め、2人以上のプレイヤーの掛け金が揃ったら、チップをポットにひとまとめにして、ショーダウンに移ります。
ショーダウン
ゲームに残ったプレイヤー同士で役の強さを比較します。
手札と場を合わせた7枚のカードを使ってできる、最強の役が自分の役となります。
カードの数字はA>K>Q>J>10…5>4>3>2の順に強く、できた役が同じ場合はより強いランクを持っているプレイヤーの勝利となります。
役を強い順に説明します。
- ストレートフラッシュ/Straight Flush
- フォーカード/Four of a kind
- フルハウス/Full House
- フラッシュ/Flush
- ストレート/Straight
- スリーカード/Three of a kind
- ツーペア/Two pair
- ワンペア/One Pair
- ハイカード/High Card
同じマークで数字が連続している5枚の組み合わせです。
同じ手役の場合は最も強い数字の大きい方の勝ちです。
特に「A、K、Q、J、10」の組み合わせをロイヤルストレートフラッシュと言い、テキサスホールデムにおいて最も強い役です。
同じ数字のカードが4枚の組み合わせです。
同じ手役の場合は4枚のカードの数字が大きい方が勝ちです。同じ場合は残りの1枚のカードが大きい方の勝ちです。
同じ数字のカードの2枚、3枚の組み合わせです。
同じ手役の場合は3枚のカードの数字が大きい方が勝ちです。同じ場合は残りの2枚のカードが大きい方の勝ちです。
同じマークのカード5枚の組み合わせです。
同じ手役の場合は最も強い数字の大きい方の勝ちです。
連続した数字のカード5枚の組み合わせです。
同じ手役の場合は最も強い数字の大きい方の勝ちです。
同じ数字のカード3枚の組み合わせです。
同じ手役の場合は3枚のカードの数字が大きい方が勝ちです。同じ場合は残りの2枚の強い方/弱い方の順に数を比べ、大きい方の勝ちです。
ペアのカードが2組ある組み合わせです。
同じ手役の場合は大きいペアのカードの数字が大きい方が勝ちです。同じ場合は残りのペア、残った1枚の順に数を比べ、大きい方の勝ちです。
ペアのカードが1組ある組み合わせです。
同じ手役の場合はペアの数字が大きい方の勝ちです。同じ場合は残りの3枚のカードを比べ、大きい方の勝ちです。
役なし、ブタです。
同じ手役の場合は最も強い数字の大きい方の勝ちです。同じ場合は残りのカードを順に比べて大きい方の勝ちです。
最も強い手役をつくったプレイヤーがポットのチップを全て獲得します。
タイの場合はチップを山分けし、余りが出たらディーラーマーカーの左に一番近いプレイヤーがもらいます。
新たなディールの開始
ラウンドが終了したら、ディーラーを左隣のプレイヤーに移してゲームを続けます。
数ディールを行い、最も多くのチップを獲得したプレイヤーの勝利です。
ここがポイント!
2人でも多人数でも楽しめる、心理戦が熱い刺激的なポーカーです。
ただ闇雲にチップをかけているだけでは勝てません。
「毎ディール、勝者は1人のみ」というゲームの前提を頭におきながら、相手の出方を見て勝負を仕掛けるタイミングを計る必要があります。
大金を獲得したければ、掛け金のつりあげ方が大事です。
いくら強い手を持っていても、相手が勝負に乗ってくれなければ最小限のチップしか獲得できません。
最初から大きくレイズをしていくか、徐々に掛け金をあげて後に引けない状況を作り出すか、プレイスタイルも様々です。
時にはブラフを交えて相手にプレッシャーをかける戦術も有効です。
ブラフは大きく分けて2種類あります。
- 強い手を弱く見せるブラフ
- 弱い手を強く見せるブラフ
強い手を持っている時に、レイズをせずあえてチェックすることで、相手のチェック、レイズを誘うプレイ。
弱い手を持っていた時に、大きくレイズをしたりチェックをすることで、相手のフォールドを誘うプレイ。
ブラフはうまく成功すると大きく稼げますが、失敗すると大きなダメージを食らうリスクもあるので注意が必要です。
A、絵札が絡む手札や、カードが配られた時点ですでにペアができている手は強いですが、場に出るカード次第で戦況は変化します。
2や3といった弱いカードでも、ボード次第ではツーペアやストレート、フラッシュなどの大物手に化ける可能性を秘めています。
きょーみ
おわりに
テキサスホールデムのルールをご紹介しました。
繰り返し遊びたくなる、素晴らしいゲームです。是非テキサスホールデムで遊んでみてください。