Illustratorの使い方 | 初心者がまず最初に覚えたいよく使うツール7選

Illustrator-使い方-初心者

きょーみ

こんにちは、きょーみです!

Adobe Illurtratorを使い始めたけれど、ツールやパネルが多すぎて何から勉強したらいいかわからない・・・

そんな方にぜひとも伝えたい、初心者がまず最初に覚えたい本当によく使うツール7選をご紹介します。

Illustratorには便利なツールがたくさんありますが、本当によく使うツールはその中のごく一部だったりします

基本ツールを先に覚えておくと、その後のスキル上昇のスピードが格段に上がります。

  1. まずはIllustratorの基礎を覚え、操作に慣れる
  2. 実際になにかつくってみる
  3. 壁にぶち当たったらその都度調べて、新しいスキルを習得する

一気にすべてを覚えようとせず、ステップを踏みながら段階的にスキルを磨いていくのがおすすめです。

Illustratorの学習に役立つおすすめ本やページもまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。

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1. 選択ツール

選択ツールは対象のオブジェクトを動かしたり、拡大縮小したりする基本のツールです。

Illustrator-選択ツール

拡大/縮小/回転

オブジェクトをクリックすると、バウンディングボックスが表示されます。

8箇所あるボックスにカーソルを合わせると矢印が表示され、クリック&ドラッグで拡大/縮小ができます。

Illustrator-拡大縮小

等倍で拡大したいとき

縦横比を保ったまま拡大/縮小したいときはShiftキーを押しながらドラッグします。よく使うので覚えておくといいです。

またボックスから少しだけ外側の位置にカーソルを合わせると、曲線の矢印が表示されクリック&ドラッグで回転ができます。

Illustrator-回転

グループ化

複数のオブジェクトをまとめて動かしたいときは、オブジェクトを「グループ化」してまとめます。

グループ化したいオブジェクトをドラッグしてすべて選択するか、Shiftキー + 左クリックで選択し、右クリック→「グループ」を選びます。

グループ化したオブジェクトは、まとめて動かしたり、拡大縮小したりできます。

もう一度個別の状態に戻したいときは、右クリック→「グループ解除」からグループの解除をします。

Illustrator-グループ化

グループ化したオブジェクトを編集したいとき

編集したいときは右クリック→「選択グループ編集モード」を選ぶか、対象のオブジェクトをダブルクリックすれば、対象のオブジェクトのみが編集できます。いちいちグループ解除しなくても済みます。

重ね順を変更

オブジェクトの重ね順を変更します。

対象のオブジェクトを選び、「オブジェクト」→「重ね順」からも変更できますが、よく使うコマンドなのでショートコードを覚えてしまうといいでしょう。

Illustrator-重ね順

  • 最前面へ
  • :Shift + Ctrl + ] :Shift + Command ⌘ + ]

  • 前面へ
  • :Ctrl + ] :Command ⌘ + ]

  • 背面へ
  • :Ctrl + [ :Command ⌘ + [

  • 再背面へ
  • :Shift + Ctrl + [ :Shift + Command ⌘ + [

2. ダイレクト選択ツール

ダイレクト選択ツールは、オブジェクトをパーツごとに編集したいときに重宝します

ダイレクト選択ツール

たとえば、四角形の1箇所のみを丸くしたいときは、ダイレクト選択ツールで丸くしたい角を選択してから角を丸くします。

Illustrator-ダイレクト選択ツール

複数の箇所を同時に編集したい場合は、Shift + 左クリックで複数のアンカーポイントを選択すると、編集効果が選択した箇所すべてに対して適用されます。

3. 文字ツール

文字ツールはテキストを入力、編集できるツールです。

Illustrator-文字ツール

選択ツールでテキストボックスを選択した状態で、文字ツールをクリックすると文字を編集することができます。

または、対象のテキストをダブルクリックすると、自動的に文字ツールが選択されます。

Illustrator-文字ツール

プロパティから文字の大きさや行間などが設定します。

Creative Cloudなどを使っていてAdobe Fontsが使える場合は、Web上からフォントを同期して追加することができます。

縦書きに文字を書きたいときは、文字ツールを長押ししたあとに「文字(縦)ツール」を選びます。

4. 図形ツール

図形ツールは、直感的に図形を描くことができるツールです。

Illustrator-長方形ツール

長方形のほか、長押しで楕円形ツールやスターツールなど様々な図形が選べます。

用途に応じたツールを選べば図形を簡単に描くことができます。

Illustrator-楕円形ツール

正方形/正円が描きたいとき

正方形/正円が描きたいときは、Shiftキーを押しながらドラッグします

5. カラーパネル

カラーパネルは、オブジェクトの色を調整するために使うパネルです。

Illustrator-カラーパネル

すべてのオブジェクトの色は「塗り」と「」の2種類で決まります。

Illustrator-塗りと線

対象のオブジェクトを選んだ状態で、塗りパネルをクリックすると塗りを、線パネルをクリックすると線の編集ができます。

それぞれパネルをダブルクリックすると、カラーピッカーが表示されて細かい色の設定をすることができます。

設定したいWebカラーがあれば、#のエリアに数値を入れるとその色になります。

Illustrator-カラーピッカー-webカラー

塗り方の種類は、カラー(単色)、グラデーション(2色以上)、なしの3種類から選びます。

Illustrator-カラーパネル-塗り方

6. スポイトツール

スポイトツールは、オブジェクトの色を編集画面上にある他の色をコピーできるツールです。

Illustrator-スポイトツール

たとえば、別の場所で撮ったスクリーンショットの画像を編集画面に持ってきて、画像の色の一部をスポイトツールでオブジェクトに反映させることもできます。

  1. 選択ツールで、色を反映させたいオブジェクトを選択する
  2. カラーパネルで塗り/線を選ぶ
  3. スポイトツールを選択する
  4. コピーしたい色にカーソルを合わせてShift + 左クリックをする

Illustrator-スポイトツール

ひとつひとつのオブジェクトにカラーを設定する手間が省けて、作業効率が上がります。

7. ペンツール

ペンツールは、自由に好きな形の線や図形を描くことができるツールです。

Illustrator-ペンツール

アンカーポイントの間をクリックでつなぐと直線が、ドラッグでつなぐと曲線が描けます。

最初にポチッとしたポイントまで線をつないで囲むと、ひとつの図形ができます。

Illustrator-ペンツール-図形

曲線の曲がり具合や、アンカーポイントは、ダイレクト選択ツールで調整します。

またペンツールでポイントをつないだ後、カラーパネルで塗りを「なし」にすれば、「線ツール」を使わずとも線が描けます。

ペンツールの使い方に関しては、Adobe公式が公開しているペンツールで描くベジェ曲線をマスターするの記事が大変参考になりますので、チェックしてみてください。

Illustratorの学習に役立つおすすめ本

わたしが勉強するときに使ったIllustratorのおすすめ本を紹介します。

Illustrator逆引きデザイン事典

Illustrator逆引きデザイン事典[CC/CS6/CS5/CS4/CS3] 増補改訂版』は、Illustratorの基本的なテクニックが載っている参考書です。

目次一覧にIllustratorを使ってできることがずらりと並んでいます。目的に合わせてページをめくると、必要なツールと使い方の手順を解説してくれる逆引き形式が最大の特徴です。

必要な分だけ調べればいいので、自分のペースでちょこちょこ勉強することができます。

Illustratorおいしいネタ事典

Illustratorおいしいネタ事典』はよく見かけるデザインを中心にまとめた、Illustratorのテクニック集です。

スウォッチを使ったパターンの作り方など、覚えておいて損はない103のデザインティップスを収録。デザインの幅が広がります。

おわりに

Illustrator初心者がまず最初に覚えたい本当によく使うツール7選をご紹介しました。

本当によく使うので、最初に習得してしまえばあとが楽になります。

また7つの基本的なツール/パネルの次に、わたしがよく使う機能は以下の3つです。

  • アピアランス
  • 3D効果やパスの変形など、オブジェクトに効果をつけたいときに使います。

  • 整列
  • オブジェクトの位置を揃えたいときに使います。

  • パスファインダー
  • 2つ以上のオブジェクトを合体させたり、切り抜いたりするときに使います。

基礎操作に慣れてきたら、これらの機能も使ってみてください。

あとはPCの基本的なショートコードを知っていると、作業効率が上がります。

Macユーザーの方はMacのキーボードショートカット|本当によく使うものだけ12選もぜひ合わせてお読みください。