朝鮮半島に伝わる伝統ゲーム「ユンノリ」の遊び方

ユンノリ-サムネイル

ユンノリ/Yutnori

:15分 :6歳~ :2人

ユンノリ-写真

『ユンノリ』は朝鮮半島に伝わる伝統すごろくゲームです。

サイコロの代わりに木の棒を投げ、棒の表裏の数に応じてコマを進めていきます。

戦略
 (2.5)
 (4)
アクション
 (5)

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ゲーム概要

2チームに別れて戦います。ボードを広げ各チーム自分のコマを4つ持ちます。

スタートとゴールは同じマスです。コマを進めスタートマスを通り越せばゴールとなります。

ユンノリ-83-ボード

先に4つのコマを全てゴールさせた方の勝ちです。

座布団やハンカチなど、棒を投げるフィールドを用意しておきます。

数の数え方

4本の棒を投げて出た表裏の数を確認します。

棒は平らな面が表、丸みを帯びた面が裏です。

表と裏の数によって、1~5までの目となります。

表裏の数呼び方進める数
表1裏3도:ト(豚)1
表2裏2개:ケ(犬)2
表3裏1걸:コル(羊)3
表4裏0윷:ユッ(牛)4
表0裏4모:モ(馬)5
ユンノリ-数え方

ゲームの進め方

各プレイヤーは自分の番になったら、棒を1回投げて出た目の分だけコマを進めます。

棒は空中に軽く放り出すように投げます。もし投げた棒が座布団やハンカチの外に出てしまったら、その番はコマを進めることができません。

4つのコマのうち、どれを進めても構いません。

ユッ(4)もしくはモ(5)を出すと、もう一度棒を投げることができます

もう一度棒を投げて、出た目を好きな順番で使ってコマを進めます。

それぞれの目を、別のコマに割り振っても進めてもOKです。

基本は外周をぐるっと回るように進みますが、ショートカットがあります。ボード上のコーナーや中央のマスにぴったり止まれば、ショートカットのルートを進めます。

ユンノリ-コマの進め方

相手のコマを取る

相手のコマがあるマスに自分のコマが重なった場合、相手のコマを取ります。

ユンノリ-相手のコマを取る

取ったコマは相手の手元に戻し、自分はもう一度棒を投げてコマを進めることができます。

相手のコマを取る度に棒を振り直します。

合体

自分のコマがあるマスに、他の自分のコマが重なった場合、合体します。

次からは一緒に進みます。ただし、相手に取られる時は一緒に取られます。

ユンノリ-合体

ゲームの終了

自分のコマを進めていき、スタート/ゴールマスを越えた時、ゴールとなります。

ユンノリ-ゴール

先に4つのコマを全てゴールさせたチームの勝利となります。

バリエーションルール:ペクト

ペクト(Back To)のバリエーションルールを追加すると、よりユンノリを楽しむことができます。

1本の棒の表面に、シールなどで印をつけておきます。

ト(1)を出した時に、印のついた棒が表になった時、「マイナス1」の目として扱います。

盤面に出ている自分のコマを1マス後退させます。この時、相手のコマを取ったらもう一度棒を投げることができます。

また、自分がスタートの次のマスにコマを置いている時にペクトが出た場合、スタートのマスに自分のコマを戻すことができます。

このコマはゴール直前の状態のコマとして扱います。

ユンノリ-ペクト
ペクトのルールで一気に大逆転が可能に!確率は低いですが、決まると気持ちいいので是非取り入れてみてください。

ここがポイント!

棒を使ったルールが特殊で面白い、簡単で盛り上げるすごろくゲームです。

カランコロンと音を立てる棒の音が心地よく、独特な跳ね方をします。

うまい具合に4や5の目は出にくいようになっており、連続して4,5の目が出るとそれだけで盛り上がります。

スタートから最初のコーナーまでのゾーンは、特に相手に取られることが多くコマを残しておくと危険です。

ポイントで止まって最短ルートを目指すか、相手のコマから逃れるためにあえて外周を周り迂回するかの選択も悩ましいです。

コマの数を一人3個にして、3人プレイで遊ぶのもおすすめです。

ユンノリはわたしが高校の外国語選択の授業で、韓国人の先生に教えてもらったゲームです。棒を使って進めるルールが斬新で、当時何度も遊んだのを鮮明に覚えています。以来お気に入りのゲームです。

おわりに

朝鮮半島の伝統すごろくゲーム『ユンノリ』をご紹介しました。

とっても盛り上がるので、パーティにもってこいです。

わたしは韓国で購入しましたが、最近はネットでも購入できるようです。是非チェックしてみてください。