カタン/Catan(1995)
ゲームデザイナー:Klaus Teuber
:60分~ :10歳~ :3~4人
『カタン』は無人島に街や道を作って、一番の開拓者になることを目指すボードゲームです。
サイコロあり、コンボあり、交渉あり。ボードゲームの魅力を一箱にギュッと凝縮させた名作ゲームです。

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ゲーム概要
プレイヤーは獲得した資源を使って無人島を開拓し、いち早く勝利点を10ポイント獲得することを目指します。
ゲームの準備
各プレイヤーに「街道」「開拓地」「都市」コマを配ります。
6角形の地形タイルと、外側の海フレームを組み合わせてボードを作ります。
数字チップをよく混ぜ、地形タイル1つにつき1枚を裏向きで置いた後、表にします。
初回プレイの際は、説明書の指示に従って数字チップを並べてプレイするといいでしょう。
盗賊コマを砂漠の地形タイルの上に置きます。
資源カードは種類ごとに山しておき、発展カードはよく混ぜて裏向きで置いておきます。
初期配置
サイコロを振って、一番大きい目を出した人がスタートプレイヤーとなります。
スタートプレイヤーから開拓地1つと街道1本を地形タイルの角に配置していきます。
開拓地は6角形の角に、街道は6角形の辺に配置します。
スタートプレイヤーから時計回りで一巡、最後のプレイヤーまで回ったら反時計回りで一巡、それぞれ2回ずつコマを配置します。
隣に他の開拓地がある場所には、開拓地コマを置くことができません。
街道は開拓地に隣接するように、好きな方向に伸ばすことができます。
2回目の配置した開拓地に隣接している地形タイルと同色の資源カードを、最初の手札として獲得します。
地形タイルは畑、丘陵、森林、牧草地、山地、砂漠の6種類で、砂漠からは資源が産出されません。
獲得できる資源は小麦、レンガ、木材、羊毛、鉱石の5種類で、それぞれ地形の色と対応しています。
手番にできること
初期配置が終わったら、スタートプレイヤーからゲームを始めます。
自分の手番には大きく分けて2つのフェーズがあります。
- サイコロを振って資源を獲得する
- 各種アクションを行う
ゲームは順番に手番を行いながら、時計回りに進行していきます。
1-A 資源の獲得
自分の手番ではまず、サイコロを2個振ります。
出た目の合計値の数字チップが置かれている地形タイルから、資源が産出します。
対象の地形タイルに自分の開拓地か、都市コマがあれば資源を獲得することができます。
1-B 盗賊コマの移動
サイコロの合計値「7」を振ると、盗賊コマが動きます。
7が出たら、以下の処理を行います。
- 手札の確認
- 盗賊コマを動かす
全員手札の枚数を確認し、資源カードが8枚以上あるプレイヤーは手札が半分になるようにカードを捨てなければなりません。
端数は切り捨てます。
7を振ったプレイヤーは盗賊コマを他の地形タイルに動かさなくてはいけません。
動かした先の地形タイルに開拓地か、都市コマを置いているプレイヤーを1人選び、そのプレイヤーの手札からランダムにカードを1枚奪います。
盗賊コマが置かれている地形タイルからは、資源が産出されません。
2-A 資源カードの交換
アクションは大きく分けて4種類あります。(2-A)~(2-C)は手番中何回でも組み合わせて行うことができます。
資源カードの交換は、他プレイヤーと交渉するか、銀行と交換するかの2パターンあります。
- 交渉
- 銀行と交換
他のプレイヤーと自由に交渉することができます。
例:レンガを2枚あげるので、小麦を1枚ください。
この時、手番プレイヤー以外のプレイヤーと交渉することはできません。
またタダで資源を贈与することはできません。
同じ種類の資源を4枚銀行に支払うことで、好きな資源1枚と交換することができます。
また港に自分の開拓地や都市を建設していると、より有利な交換が可能です。
港は一般港と専門港があり、一般港は同じ資源3枚で好きな資源と交換することができます。
専門港は特定の資源のみ、2枚で好きな資源1枚と交換することができます。
2-B 建設
手札の資源を消費して、街道、開拓地、都市を建設することができます。
- 街道
- 開拓地
- 都市
街道は木材1枚+レンガ1枚で建設可能です。
自分の街道、開拓地、都市につなげるように建設します。
1辺には1つの街道しか建設することができません。
開拓地は木材1枚+レンガ1枚+小麦1枚++羊毛1枚で建設可能です。
自分の街道につなげるように建設します。
すでに他の開拓地がある場所や、開拓地に隣り合うように建設することはできません。
開拓地1つにつき、1ポイントになります。
都市は小麦2枚+鉱石3枚で建設可能です。
自分の開拓地を手元に戻し、都市へとグレードアップさせます。
都市が置かれている地形タイルからは、1つの都市につき資源を2枚獲得することができます。
また、都市1つにつき、2ポイントになります。
2-C 発展カードの購入
手札から小麦1枚+羊毛1枚+鉱石1枚を銀行に支払うことで、ゲームを有利に進める発展カードを購入することができます。
発展カードの山から1枚引き、他のプレイヤーに見られないように確認します。
購入した発展カードは次のターンから使用することができます。
2-D 発展カードの使用
自分のターンに1枚だけ、前のターンまでに購入した発展カードを使用することができます。
自分のターンであれば、サイコロを振る前に使用しても構いません。
発展カードには騎士、進歩、ポイントカードの3種類があります。
- 騎士カード
- 進歩カード
- ポイントカード
騎士カードを使って、盗賊を好きな場所に動かすことができます。
動かした先の地形タイルに開拓地か、都市コマを置いているプレイヤーを1人選び、そのプレイヤーの手札からランダムにカードを1枚奪います。
7の目の効果と違い、手札を半減させる効果は発生しません。
使用した騎士カードは、何枚使ったかわかるように表向きにして自分の前に置いておきます。
進歩カードは3種類あり、それぞれ効果を発揮します。
例「街道建設」:資源を消費せずに街道を2本建設することができる。
ポイントカードには特殊効果はなく、持っているだけで1ポイントになります。
ボーナスタイル
条件を達成すると獲得できるボーナスタイルが2種類あります。
- 最長交易路ボーナス
- 最大騎士力ボーナス
街道の長さが連続で5本以上になったプレイヤーは、最長交易路タイルを獲得します。
最長交易路タイルは持っているだけで2ポイントになります。
他のプレイヤーが、連続する街道の数で最長交易路タイルのプレイヤーを上回った時、最長交易路タイルを最長のプレイヤーに渡します。
オープンしている騎士カードが3枚になったプレイヤーは、最大騎士力タイルを獲得します。
最大騎士力タイルは持っているだけで2ポイントになります。
他のプレイヤーが、騎士カードの枚数で最大騎士力タイルのプレイヤーを上回った時、最大騎士力タイルを最大のプレイヤーに渡します。
ゲームの終了
アクションを終えたら、サイコロを左隣のプレイヤーに渡してゲームを続けます。
10ポイント以上になったプレイヤーは自分のターンに「勝利宣言」をすることができ、ゲームに勝利します。
必ず自分のターンに「勝利宣言」をしなければいけません。
ここがポイント!
盤面や手札、相手の動向をうかがいながら、じっくり頭を使うゲームです。
初期配置の段階からすでに心理戦は始まっています。この段階で開拓計画を練りながら、有利なポジションを獲得できるかどうかが極めて重要です。
サイコロを2個振って出る目を確率的に考えてみると、初期配置の重要性が理解できます。
例えば、サイコロ2個振って出る36通りの出目のうち、「6」「8」の目はそれぞれ5/36と出やすいのに対して、「2」「12」の目はそれぞれ1/36と出にくいため、数字チップによって地形タイルの価値に大きく差が出てきます。
この確率論を念頭に置いて、なるべく資源を獲得しやすい位置に自分の開拓地を置きたいところです。
7の目は1/6の確率で一番出やすい目です。そのため手札の資源カードの枚数には、常に警戒する必要があります。
いつ7の目が出てもいいように、手札の資源を交渉や建設で回しつつ、8枚を超えないようにマネジメントしていきましょう。
建設に必要な資源のバランスも絶妙で、序盤は街道を伸ばして開拓地を作るのに必要な木材やレンガ、中終盤は都市化のための小麦、鉱石がキーアイテムになります。
また、勝利に近づくためには積極的に都市コマの建設およびボーナスタイルの獲得を狙いにいく必要があります。
時には1位のプレイヤーに対抗するために、他のプレイヤーと協力をしてボーナスタイルを奪いにいかなければならない場面も・・・
遊ぶたびに変わる盤面、交渉にもつい熱が入ってしまう傑作ゲームです。
きょーみ
おわりに
『カタン』をご紹介しました。スタンダード版の他にも様々な拡張カタンが出ています。
是非カタンでじっくり、無人島開拓を楽しんでみてください。
5~6人用に拡張できるキットも出ていますが、1人1人の待ち時間が長く冗長になるため、わたしはオススメしません。
コマは温かみのある木製コマキットを使っています。通常盤はプラスチックのコマです。こちらもお好みでどうぞ。
バリエーションルール
『カタン』のバリエーションルールをまとめました。大人向け2人ルール、子ども向け2人用ルールも紹介しています。
こちらも合わせてご覧ください。
