【2023年版】スカルのルールは?選択ルールの導入で起こること

skull2023

シンプルながら、高度な心理戦が楽しめる名作ボードゲーム『スカル』。ピンクの箱の新版が発売されました。

新版には「ラストチャンスディスク」という選択ルールが追加されています。従来のルールと比較しながら、新ルールで起こる変化について解説します。

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スカルの基本ルール

スカル-写真-準備

スカルはディスクを使ったブラフゲームです。1人4枚のディスクを持ちます。3枚は花、1枚はドクロです。

ゲームの目的は、ドクロをめくらずに花だけオープンするチャレンジを成功させること。1回成功でリーチ、2回成功で勝利となります。

1巡目:ディスクを伏せる

自分のディスクを1枚選び、目の前に裏向きで置きます。

この時、シャッフルしてランダムに選ぶのは禁止。必ず中身を確認してから伏せます。

時計回りに、1巡するまで続けます。

2巡目以降:伏せる or チャレンジ

2巡目からは、新しいディスクを重ねるか、チャレンジするか選べます。

ディスクを伏せる場合は、裏向きにして自分のディスクの上に重ねます。少しずらして置くと、何枚伏せたかわかりやすいです。

チャレンジする場合は、「チャレンジ4」のように数を宣言します。場にある全員のディスクの中から、何枚の花をめくれるか予想します

誰かがチャレンジしたら、それ以降ディスクを伏せることはできません。

チャレンジ宣言 or 降りる
スカル-写真-チャレンジ宣言

チャレンジした隣の人から、数を吊り上げてチャレンジするか、降りるかを選択します。

場に伏せられたディスクの枚数が、チャレンジ宣言できる上限です。一気に吊り上げてもOK。

1度降りたら、そのラウンド中は復帰できません。

1人を除いて全員が降りたら、チャレンジが始まります

ディスクをめくる

宣言した数だけディスクをめくっていきます。

まずは自分のディスクから。自分のディスクをすべてオープンした後は、上から好きなディスクを1枚ずつめくります。

自分のディスクを先にめくる

必ず自分のディスクを先にオープンします。このルールは大事なので、間違えないよう注意してください。

宣言した枚数をめくり、すべて花ならチャレンジ成功です

チャレンジが成功したら、自分のプレイマットを裏返してリーチであることを示します。

スカル-写真-チャレンジ成功

途中でドクロが出たら、チャレンジの途中であってもただちにめくるのを止めます。チャレンジ失敗です。

チャレンジを失敗した人は、持っているタイルを手元に戻しシャッフルします。その後ランダムに1枚、ドクロを仕掛けた人から1枚タイルを抜いてもらい、裏向きのままゲームから除外します。(自分のドクロで自爆した場合は、ランダムで1枚抜きます。)

スカル-写真-チャレンジ失敗
ゲーム終了

チャレンジした人からゲーム再開。1-4ステップを繰り返します。

手持ちのディスクがなくなってしまった人は、ゲームから脱落します。

見事チャレンジを2回成功させた人の勝利です

写真に映っているディスクは、旧版のものです。

選択ルール「ラストチャンスディスク」

ディスクが残り1枚になったときに、ゲーム中1回だけ発動できます。

ラストチャンスディスク(花のディスク)を受け取ります。次のラウンドのみ、ディスクが2枚になります。

ラストチャンスディスクは、裏表が一緒で一目でわかるデザインになっています。従って、自分のディスクと混ぜてどっちかわからないようにすることはできません

ラストチャンスディスクを持っている状態でチャレンジをして、失敗してしまったらゲームから脱落します。

ラストチャンスディスクによる効果

1枚からの逆転は奇跡に近かった

基本ルールでは、ディスク1枚から勝つのは困難でした。

最後の1枚がドクロの場合、負けが確定します。もしチャレンジが通っても、必ず最初に自分のドクロをめくらないといけないからです。

最後の1枚が花の場合、まだ勝利の芽は残っています。ただ途中でドクロを持っていないことがバレてしまうと、一気に不利に。

ディスクが1枚しかないので、2巡目は強制的にチャレンジさせられます。高確率でドクロを仕掛けられて、ドボン…!

「チャレンジ1」をコールしても、花を置いた人に「チャレンジ2」で返されてしまいます。ずばり一発で花の枚数を正確に言い当てなければなりませんでした。

起死回生のチャンス到来

ラストチャンスディスクの導入で、一時的にディスクが2枚になります。

  1. 2巡目の強制チャレンジがなくなる
  2. ①により、相手にプレッシャーを与えられる

相手はドクロを仕掛けるか、この状況を逆手に取ってチャレンジを狙ってくるか大いに迷うことでしょう。相手に楽をさせず、緊張感が持続します

最後の1枚がドクロの場合、勝ちにいくならラストチャンスディスクを伏せて、チャレンジを成功させる他ありません。

最後の1枚が花の場合も、ラストチャンスディスクを伏せる手が良さそうです。残った自分のディスクを伏せるのは「これは花です」と言っているようなもの。まだバレていないのなら尚更、情報は隠しておきたいです。

2巡目で2枚目を伏せて、初回のチャレンジを相手に委ねるプレイもできますね。ここは当然チャレンジで来るだろうと思っていた相手は、困惑するはずです。

白熱した心理戦が楽しめる

ラストチャンスディスクは、相手の決断を鈍らせて隙を作る最終兵器。崖っぷちに立たされたプレイヤーに、逆転の可能性を示してくれます。

シンプルイズベスト。スカルは最高のブラフゲームです。アートワークも良い!

ブラッシュアップされた新版スカルで、最後まで気の抜けない熱い心理戦を楽しもう!