ロゴは、サイトや商品のイメージを印象付ける重要なアイコンです。
KYOMIのロゴは開設当初、紺を基調としたシックなデザインにしていました。
紺を選んだのは、単純に紺が好きだったからです。
自由にカスタマイズできるとなると、まずは自分の好きな色にしたくなるんですよね。

細めのフォントに、紺のグラデーションで落ち着いた印象のデザインに
しかし、記事を書き続けていくうちに、「どうも重いなあ・・・イメージと合っていないかも」と、ロゴデザインに違和感を感じるようになりました。
それもそのはず。
旧デザインは、サイト全体を通して伝えたい「遊びで人生を豊かに」というコンセプトから、大きくかけ離れていたんですね。
そこで、開設から2ヶ月で早くもロゴのリニューアルを決意・・・!
きょーみ
同じ青系統ですが、当初よりライトな、ブルー単色のデザインに変更しました。

白の背景に、ライトなブルーのシンプルなデザインに
今のデザインはとても気に入っています。
それはロゴを通して伝えたいことをブレストして、想いをロゴデザインに組み込んだからに他なりません。
今回は、そんなKYOMIのロゴデザインに込めた想いを書きとめておきます。
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デザインの核となるキーワードをブレスト
まずは、ノートにロゴデザインに組み込みたいキーワードを書き出してみました。
- ボードゲームっぽいアイコン
- 子どもも大人も親しみやすい
- 遊び心
- シンプル
- ドット絵
サイコロ、チップ、ゲームボード、コマ、カード
子どもはワクワク、大人は童心に帰るようなデザイン
ロゴにも遊ばせる、真面目っぽさからの脱却、意図的なずらし
単色で表現、フラットデザイン
ゲームっぽさ
書き出してみると、自分の頭の中が整理できてスッキリします。
ドット絵はデジタルゲームっぽいので違うよな・・・と思いながら、色々書いていくうちに、自分の原点のゲームに行き着きました。
きょーみ
幼少期の記憶をたどってみると、わたしが覚えている限りではじめて遊んだゲーム、それは3~4歳頃に祖母に教えてもらった、飛行機ゲームでした。
原点は飛行機ゲーム
飛行機ゲームは「鉛筆戦争ゲーム」「戦争ゲーム」とも言う、紙とペンを使って相手の飛行機を撃ち落とすゲームです。
紙に3~4機、自分の飛行機を書き込みます。
自分の番になったらまず、自分の飛行機の上に鉛筆を立てて、鉛筆の先を片手の人差し指で押さえます。
そのまま鉛筆に上から斜めに力を加えて倒していき、相手の飛行機めがけて鉛筆の芯をシュッと走らせます。
その後、できた鉛筆の線上に、自分の機体を移動させることができます。
見事相手の機体を鉛筆の線で貫くことができれば、相手の飛行機を1機倒します。
全ての飛行機を倒した方の勝ちです。
わたしはこの飛行機ゲームが大好きで、祖母の家に行く度に祖母と一緒に遊んでいました。
特に自分で鉛筆を滑らせて飛行機を動かすアクション性と、ゲームが終わった後にできる、飛行機の軌跡を眺めているのが好きでした。
きょーみのゲーム好きは、この時から始まっていたのです。
きょーみ
幼い自分に遊びの楽しさを教えてくれた今は亡き祖母への感謝も込めて、飛行機をロゴデザインに取り入れることに決めました。
子どもたちに、大空へ大きく飛び立ってほしい。飛行機にはそんな想いも込められています。
飛行機を囲む枠線は、サイコロを意識。
立体的にサイコロを描くこともできるのですが、フラットデザインにこだわりたかったということもあり、サイコロを上から見たデザインにしています。
遊び心をデザインの中心に
文字をデザインするときは、ブレストした中からデザインのメインを「遊び心」に絞りました。
既存のフォントタイプを使わず、図形を使って表現しています。
「K」の三画目を横にはみ出させたり、「I」の上と下の横棒の長さを変えてみたり。
図形で描くと文字に独特なブレ感が出て、いい感じに仕上がります。
特に、真ん中の「O」にはこだわりました。
「O」は文字の真ん中なので、全体のバランスを取る重要な文字なのですが、普通に書くとどうも小さくてバランスが悪い。でも文字を潰したくはない・・・
そこで「O」の上にドットを足すことで、文字の高さを揃えて全体のバランスを保っています。
このドットには2つの意味を込めました。
- 生き物の顔っぽいデザイン
- ドイツ語の文字「ウムラウト」
ドットで目を表現して生き物の顔っぽく、親しみのあるデザインにしました。
ボードゲームはドイツ産のものが多いです。そのためドイツの文字「ウムラウト」を意識したデザインにしました。
こうして自分の原点を反映させつつ、随所に遊び心を散りばめた唯一無二のロゴデザインが完成しました。
ヘッダーデザイン
プロフィールアイコンのヘッダー画像のロゴは、大海に漂うサイコロの絵に、白抜きで文字を入れました。
近い将来、ボードゲームなどの遊びの価値が変革する大きな波がくると思っています。
これはその「来るべき波に備え、波に乗っていこうじゃないか」という作品です。
ただ波が来るのを待つのではなく、遊びの価値が再評価されるようなビッグウェーブを、一緒におこしていける存在を目指していきます!
おわりに
ロゴデザイン制作の裏側をお伝えしました。
これはロゴデザインに限らず言えることだと思いますが、自分の伝えたいコンセプトとじっくり向き合う時間を確保することはめちゃめちゃ大事です。
実際に作業する時間以上に、ブレストする時間を確保するのがおすすめです。
デザインの関しては、常日頃からアンテナを張り巡らせて情報収拾するようにしています。
書籍でいうと『デザインノート』という雑誌をよく読んでいます。
気になる特集記事があれば、買っていますね。
きょーみ