きょーみ
新橋駅烏森口から徒歩5分。前々から行ってみたかった東京おでんの老舗「新橋お多幸」へ行ってきました。
1932年創業の「新橋お多幸」で堪能した最高のおでんをご紹介します。
もくじ
濃口醤油が効いた関東風おでん
カウンター席へ。
土曜日にも関わらず、店内はお客さんの活気に満ちている。
目の前でグツグツと音を立てて煮えるおでんたち。
うん、いい香りやぁ〜。
さあ、おでんを。
茶飯、味噌汁、お刺身、お新香に、220円以下の好きなおでんが2種類選べる「おでん定食」を注文。
まずは大根。これは外せない。
関東風の濃い口醤油と、出汁の旨味がたっぷりと、これでもかと染み込む。
じわーっ
厚揚げ。

外ジュワッ、中ホクッ。
きょーみ
外側から出汁、中からは野菜の旨味がほんわり滲み出る。
おでんって外側と内側の出汁の染み具合の違いを楽しむ料理だと思うんです。
この店は、おでんの楽しみを極限まで引き出してくれている─
・・・感謝!
ここでねぎしらす豆腐をはさむ。

木綿豆腐に、しらす、塩だれで和えたネギのトッピング。
パクッと一口。
うーまい。こりゃあいい。
塩だれネギのクタッと感が好き。
おでん、茶飯、時々お新香のローテーションから、味噌汁へ。
ただいまぁ〜。
大きめのしじみが入った、濃ゆい赤だしのお味噌汁で、ほっと一息。
牛すじの衝撃
まだまだいきます。おでんを追加注文!
オーダーは牛すじ、やりいか、かんもどき。
どひゃー、でかい。
そしてツヤッツヤ。光が反射して輝いています。
きょーみ
プルップルの脂身。
出汁が染み出たコラーゲンのカタマリを、豪快にいただく。
口の中でねっとり甘い。
二口目。肉が多い部位まで食べ進めると、食感は一転。
プルップルからコリッコリに。
これは・・・すごい・・・うまい・・・!
牛すじが好きな方は絶っっ対に頼んだ方がいいです。
やりいかには、山椒がふってあります。

トロットロのわた付き。
これまたわたが絶品。
がんもどき。

自分で勝手に決めた「肉汁ならぬ、おでん汁を存分に味わえる、おでんの具」ランキング。
がんもどきは、大根に次いで第2位です。
ジワっジュワ〜
締めは半熟めしで
最高のひと時を締めくくるのは、店頭でも張り紙で紹介されていた「半熟めし」。
最初からずっと気になっていたんです。
君に決めたっ!
半熟の頂点
煮汁が染みた半熟卵は、表面が若干固まりかけている。
金色に輝く黄身が、今にもご飯に滴り落ちようとしている─。
・・・ぐぐっと一気にかっこむ。
おや?そこにおわすのはまさか・・・!
どんぶりの底から、おでんのたれが顔を出す。
茶飯、卵、おでんのたれが織りなす三重奏。
黄身がおでんのたれとかっらむ、からむ・・・
半熟の極み。
断言しよう。
もし卵の半熟加減に階級があるのなら、この卵はその頂点に君臨している。
──KYOMIの食レポ短編集 「半熟の頂点」
はぁーなくなってしまうのが惜しい・・・。
・・・ごちそうさまでした!
お会計を伝えたその直後、板前さんがこれまたどデカイ「イイダコ」の仕込みを開始。
つゆの中で、踊ってる・・・
きょーみ
後ろ髪を引かれる思いで、店を後にしたのでした。
おわりに
きょーみ
2人〜は様々な種類のおでんが楽しめる「おでん盛り合わせ」がおすすめです。
またお土産として、お持ち帰りもできるようです。
東京で美味しいおでんが食べたくなったら是非、「新橋お多幸」さんに行ってみてください。
〒105-0004
東京都港区新橋3-7-9 カワベビルB1
03-3503-6076
[営業時間] 月~金 15:00~23:00
土 15:00~22:30