ぶくぶく/Turn the Tide 超おすすめゲーム紹介

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ぶくぶく/Turn the Tide(1997)

ゲームデザイナー:Stefan Dorra
:30分 :10歳~ :3~5人

ぶくぶく-写真-箱

『ぶくぶく』は天候カードを使って上手く海面の水位を操り、自分の浮き輪を失わないようにするカードゲームです。

アップダウンの激しい潮流を読み切り、浮き輪を死守できるプレイヤーは誰だ!?

spiel_des_jahres_logo 2001年 ドイツ年間ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 推薦作品
戦略
(3.5)
(3.0)
駆け引き
(5.0)

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ゲーム概要

このゲームでは人数分のラウンドを行います。

ゲームの準備

天候カードをよく混ぜて各プレイヤーに12枚ずつ配ります。天候カードには1~60までの数字と浮き輪が記されています。

カードによっては、浮き輪がないものもあります。

ぶくぶく-写真-天候カード

カードが配られたら、各プレイヤーは自分のカードの浮き輪の数を合計します。

半分の浮き輪は2枚で1つ分とし、端数は切り捨てにして計算します。

各プレイヤーは自分の浮き輪の数だけ、浮き輪カードを受け取り表にして自分の前に置きます。

浮き輪カードが自分のライフになります。

ぶくぶく-写真-浮き輪カード

灯台カードをよく混ぜ、裏向きにしてテーブル中央に置きます。

灯台カードは1~12までの数字が2枚ずつ、計24枚あります。

ゲームプレイ

各プレイヤーは以下の行動を繰り返していきます。

  1. 灯台カードをオープン
  2. 灯台カードを上から2枚めくります。
    ぶくぶく-写真-灯台カード

  3. カードをプレイ
  4. 各プレイヤーは手札から天候カードを1枚選んで、裏向きにして置きます。全員が出揃ったら一斉にオープンです。

  5. 灯台カードの引き取り
  6. 最も数字の大きい天候カードを出したプレイヤーは、灯台カードを1枚選んで引き取ります。

    2番目に大きい天候カードを出したプレイヤーは、残っているもう1枚の灯台カードを引き取ります。

    ぶくぶく-写真-カード引き取り

  7. 浮き輪を失う
  8. 場にある最も大きい数字の灯台カードを持っているプレイヤーは自分の浮き輪を1つ失い、浮き輪カードを裏返します。
    ぶくぶく-写真-浮き輪を失う

使ったカードは裏向きにして、別にして置いておきます。一度使ったカードはそのラウンドでは使えません。

これを手札の枚数分、12回繰り返していきます。

途中で新しい灯台カードを受け取ったら、古い灯台カードの上に重ねて置き、灯台カードを更新します。

浮き輪カードを全て失った状態で、新たに浮き輪を失ってしまった場合、そのプレイヤーは手札と灯台カードを裏返してゲームから脱落します。

プレイヤーが脱落した時、次に大きい数字の灯台カードを持っているプレイヤーは浮き輪を1つ失います。

得点計算

手札が全てなくなる、もしくは残っているプレイヤーが2人以下になったら1ラウンド終了です。

各プレイヤーは残っている浮き輪カード1枚につき、1点を獲得します。脱落したプレイヤーはマイナス1点です。

ぶくぶく-写真-得点計算

また、ラウンド終了時に1番水位の低かったプレイヤーにボーナスで1点が入ります。タイの場合は両者が得点を獲得します。

獲得したポイントは記録しておきます。

ゲームの終了

次のラウンドを始める前に、各プレイヤーは自分の手札と浮き輪カードを全て、左隣のプレイヤーに渡します

灯台カードをよく混ぜ山にして、次のラウンドを始めます。

ラウンドが終わるごとに手札と浮き輪カードを左隣のプレイヤーに回しながら、人数分のラウンドを行います。

全ラウンド終了後、最も得点の高いプレイヤーの勝利となります。

ここがポイント!

勝つためには、2番目に高いカードを出さないようにカードを出していくことが大切です。

高いカードを出して1位を狙うか、低いカードでかわしにいくか、悩ましいところです。

高い水位の灯台カードを受け取ってしまうと、その後数回に渡って失点をくらうリスクもあるため、10~12のカードは極力避けていきたいです。

1や60のように数字が極端に大きい/小さいカードには浮き輪がなく、30~40のように数字が中庸なカードには浮き輪がたくさん付いています。

手札の強さと浮き輪の数が釣り合うようになっており、どの手札も必ず1回はプレイするため、プレイの実力が如実に現れるゲームとなっています。

またラウンドが進むにつれ、だんだん各セットのカードの内訳がわかっていきます。「60のカードはあのセットにあった」「このセットは厳しい戦いになりそう」と、お互いの手の内がわかった上での読み合いが熱いです

きょーみ

浮き輪が浮き沈みするというテーマ性、洗練されたゲームバランス、どれも完成度の高い傑作ゲームです。灯台カードのイラストは各数字ごとに違い、凝っています。羊かわいい。

おわりに

ぶくぶく-写真-ゲームプレイの様子

『ぶくぶく』をご紹介しました。

人数に応じてプレイ時間も変わるため、4~5人で初回プレイの際は30~45分を見積もってください。

ぶくぶくで是非遊んでみてください。