ごきぶりポーカーロイヤル | 追加カードでさらに激しい心理戦が楽しめる!

ごきぶりポーカーロイヤル-サムネイル

ごきぶりポーカーロイヤル/Kakerlakenpoker Royal(2012)

ゲームデザイナー:Jacques Zeimet
:20分 :8歳~ :2~6人

ごきぶりポーカーロイヤル-写真-箱

『ごきぶりポーカーロイヤル』はゴキブリやハエなどの嫌な生物を相手に押し付けるカードゲームです。

ごきぶりポーカー』に追加要素を加えたゲームで、さらに奥深い心理戦が楽しめます。

今回は『ごきぶりポーカーロイヤル』のルールと魅力を、本家ごきぶりポーカーと比較しながら紹介します。

戦略
(3.0)
(2.0)
ブラフ
(5.0)

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品やサービスの購入・申し込みによって、当サイトに売り上げの一部が還元されます。

ゲーム概要

手札から生物カードを出して、「これはカエルです」など生物の名前を言いながら相手に押し付けます。

この時、嘘をついて違う生き物の名前を言うこともできます。

カードが回ってきたプレイヤーは、相手の宣言が嘘かどうかを見破ることができれば、相手にカードをつき返すことができます。

失敗したら、カードを受け取らなければなりません。

同じ生物のカードを4枚集めるか、手札のカードが全てなくなってしまったプレイヤーの負けとなります。

ゲームの準備

生物カードは7種類あり、各生物ごとに1枚王冠を被ったキングが紛れています。

カードをよく混ぜ、7枚を伏せてテーブル中央に裏向きにして置き、一番上のカードだけを表にしておきます。

残ったカードを各プレイヤーに1枚ずつ全て配り、余りが出た場合は中央のカードの下に加えます。

ゲームプレイ

スタートプレイヤーは手札からカードを1枚選び、プレイヤーを1人選んで、生物の名前を言いながら裏向きでカードを渡します。

生物の名前の伝え方は以下の3通りがあります。

  1. 本当のことを言う
  2. 渡したカードの生物の名前を伝えます。

    ごきぶりポーカーロイヤル-写真-本当のことを言う

    例:ごきぶりを渡しながら「これはごきぶりです」と言う

  3. 嘘をつく
  4. 渡したカードとは違う生物の名前を伝えます。好きな生物の名前を言って構いません。

    ごきぶりポーカーロイヤル-写真-嘘をつく

    例:ごきぶりを渡しながら「これはコウモリです」と言う

  5. キングと言う
  6. 生物の名前ではなく、「キング」と伝えます。

    ごきぶりポーカーロイヤル-写真-キング

    例:ごきぶりを渡しながら「これはキングです」と言う

カードを受け取った相手は、以下の2つのうち1つの行動をとります。

  1. 嘘か本当かを当てにいく
  2. 渡されたカードに対して、宣言が本当であるか、嘘であるかを予想してカードの真偽を宣言します。

    答え方は「これは〜です」と肯定するか「これは〜ではありません」と否定するかの2種類です。

    真偽を宣言しながら、カードをオープンします。

    宣言が合っていれば、カードを最後に渡したプレイヤーがカードを受け取ります。

    間違っていれば、自分がカードを受け取らなければなりません。

    ごきぶりポーカーロイヤル-写真-宣言

  3. カードを見て、他の相手に回す
  4. 渡されたカードを何も言わずにそっと確認します。

    カードを確認したら、そのターンまだカードが回ってきていないプレイヤーを1人選び、再び生物の名前を伝えます。

    この時、宣言の内容を変えても構いません。

    カードを渡せるプレイヤーがもう残っていないときは、この行動は選択できません。

カードを受け取ったプレイヤーが、次のカードを手札から出してゲームを続けます。

キングのカード

『ごきぶりポーカーロイヤル』には、各種類1枚ずつキングのカードが入っています。

キングのカードは「キング」の宣言も「本当」となります。

キングのカードを受け取ったら、テーブル中央の一番上のカードを1枚追加で受け取らなければなりません。

ごきぶりポーカーロイヤル-写真-キング

中央からカードを取ったら、新たにカードを1枚表にして重ねます。

特殊カード

『ごきぶりポーカーロイヤル』には生物カードの他に、2枚の特殊カードが入っています。

  • キング以外全てが本当に
  • キングを除いて、全ての生物の宣言が「本当」になります。

  • 全てが嘘に
  • 全ての生物の宣言が「嘘」になります。

特殊カードを受け取ったら、最後に宣言された生物カードを1枚手札から出して自分のペナルティゾーンに加えます。

特殊カードは手札に加えます。

該当する生物カードがない、もしくは出したくない場合は手札から好きな生物カードを2枚表にして出します。

ゲームの終了

誰かが同じ種類の生物を4種類集めるか、手札のカードがなくなったらゲーム終了です。

そのプレイヤーの負けとなります。

ここがポイント

相手の嘘を見破れなかったプレイヤーが負ける、シンプルなブラフゲームです。

同じ生物のカードが溜まってくると、他のプレイヤーから狙われやすくなり、どんどん不利な状況に追い込まれていきます。

相手の性格を見抜き、うまく裏をかいてカードの受け取りを回避できたときの気持ち良さは格別!

シンプルだからこそ、誰もが楽しめて盛り上がる傑作カードゲームです。


『ごきぶりポーカー』との違いをまとめると、以下の3点が変更されています。

  • 生物の種類が8→7種類に
  • キングカードの追加
  • 特殊カードの追加

キングカードの追加によって、中央に表になっているカードの受け取りも考えなくてはならなくなり、戦略性がアップしました。

特殊カードは少し処理が複雑なため、ゲームに慣れてきた頃合いを見て追加するのがおすすめです。

また通常の『ごきぶりポーカー』に近いルールで遊びたい場合は、キングと特殊カードのルールを抜いて遊ぶといいです。

きょーみ

お好みに合わせてルールを調整できる点からも『ごきぶりポーカーロイヤル』はおすすめです。カードは同じ生物でも、1枚1枚違う絵柄になっており、憎らしくも可愛らしい味があります。キングのカードの生物が偉そうにしているのも好きですね。

おわりに

ごきぶりポーカーロイヤル-ゲームプレイ

『ごきぶりポーカーロイヤル』を紹介しました。

このゲームは4人以上で遊ぶのがおすすめです。

パーティでも大活躍します。是非『ごきぶりポーカーロイヤル』で、遊んでみてください。