ダンシングドラゴン/Dancing Dragons(2005)
ゲームデザイナー:Margaret Weis
:20分 :6歳~ :4,6,8人
『ダンシングドラゴン』は二人一組のペアを組んで同じ種類のドラゴンを集めていき、揃ったらパートナーにサインを送るコミュニケーションゲームです。
パートナーとの息の合ったチームワークが勝利の鍵!みんなと仲良くなれるゲームです。
もくじ
ゲーム概要
ゲームではドラゴンの頭、翼、体、しっぽの4パーツを揃えていきます。
自分のパーツが揃ったら、パートナーにあらかじめ決めておいたサインを送り、上手くドラゴンのタイプに合わせた宣言ができれば得点を獲得できます。
ドラゴンのタイプ
ドラゴンには3つのタイプがあり、それぞれ完成した時の得点が異なります。
- ロイヤルドラゴン
- ドラゴン
- ワイルドドラゴン
全てのパーツが同じ色のカードで完成したドラゴンです。
ロイヤルドラゴンの宣言を成功させると、3点獲得できます。
4つのパーツのうち、1~3つがワイルドカードによって完成したドラゴンです。
ドラゴンの宣言を成功させると、1点獲得できます。
全てのパーツがワイルドカードで完成したドラゴンです。
ワイルドドラゴンの宣言を成功させると、6点獲得できます。
ゲームの準備
パートナーを組んだらゲームを始める前に、3つのドラゴンのタイプごとに専用のサインを決めます。
他のチームにサインがバレないように、こっそり作戦会議をしてください。
サインが決まったらカードをよく混ぜ、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
その後、各プレイヤーは手札からカードを1枚選び、裏向きでテーブル中央に出します。
ゲームプレイ
全員のカードが出揃ったら、一斉にカードをオープンしてゲームを始めます。
ゲームは全員同時進行で行います。
各プレイヤーは手札からいらないカードを1枚表向きで出した後、中央のカードを1枚取って手札を交換します。
これを3つのタイプのドラゴンのどれかが完成するまで繰り返していきます。
自分のドラゴンが完成したら、パートナーにあらかじめ決めておいたサインを伝えます。
パートナーはサインを読み取って、「ロイヤルドラゴン!」「ドラゴン!」「ワイルドドラゴン!」のいずれかをはっきりと宣言します。
宣言が行われたら1ラウンド終了です。ドラゴンを確認し、宣言通りのドラゴンが完成していれば、それぞれのドラゴンのタイプに応じた点数を獲得します。
もしドラゴンが完成していなかったり、ドラゴンの種類が異なっていたら、他のチーム全員が1点ずつ獲得します。
リバースドラゴン
ゲームの途中で他のチームがいずれかのドラゴンを完成させていると思ったら、「リバースドラゴン!」と宣言することができます。
宣言が行われたらラウンドを終了し、ドラゴンを確認します。
ドラゴンが完成していれば、それぞれのドラゴンのタイプに応じた点数をリバースドラゴンと宣言したチームが獲得します。
まだ完成していなければお手つきのペナルティとして、他のチーム全員が3点ずつ獲得します。
ノードラゴン
ゲーム中、カードがなかなか揃わないと思ったら他のプレイヤーに「ノードラゴン?」と聞くことできます。
他のプレイヤー全員が「ノードラゴン」に応じるならば、各プレイヤーは山からカードを1枚ずつ引きます。
その後いらないカードを1枚伏せ、一斉にオープンしてゲームを再開します。
ゲームの終了
ラウンドが終了したらカードを全て配り直して、ゲームを再開します。
ゲームを続け、いち早く10点獲得したチームの勝利となります。
ここがポイント!
全員でわちゃわちゃとカードを探しながら、サインを送り合うのが楽しい、みんなで盛り上がれるゲームです。
なかなかパートナーにサインに気付いてもらえず、やきもきすることもしばしば。
素早くカードを集めると同時に、相手がサインを送っていないかどうか、他のチームがサインを送っていないかどうかを常に観察する必要があります。
また、「リバースドラゴン!」の存在がこのゲームを面白くしています。
大きくリアクションを取ってパートナーに早く完成を伝えたいところですが、他のチームにバレてしまうと「リバースドラゴン!」を食らってしまうリスクがあり、ジレンマを生み出します。
得点の高い「ロイヤルドラゴン」や「ワイルドドラゴン」を狙えば、それだけ時間がかかりますが、かと言って「ドラゴン」を完成させたからと言って、必ずしも得点できるとは限りません。
『ダンシングドラゴン』というタイトルですが、ドラゴンが踊っているというよりはドラゴンたちに人間側が踊らされるゲームです。
きょーみ
おわりに
『ダンシングドラゴン』をご紹介しました。初対面の人とも、仲の良い友人とも、グッと距離を近づけられる楽しいゲームです。
是非ご家族と、友人とダンシングドラゴンで遊んでみてください。