キャント・ストップ/Can’t Stop(1980)
ゲームデザイナー:Sid Sackson
:30分 :9歳~ :2~4人
『キャント・ストップ』はサイコロを振ってコマを進め、いち早く3つのコマをゴールさせることを目指すダイスゲームです。
「キャント・ストップ」というタイトルにあるように、なかなかサイコロを振るのをやめられず、痛い目を見ることも…!

もくじ
ゲーム概要
「キャント・ストップ」では、4つのサイコロを使ってコマを進めます。
各プレイヤーは、自分の色のコマを受け取ります。
2~12まで11のレーンがあり、どのレーンでもいいのでいち早く3つのコマをゴールさせたプレイヤーの勝ちです。
ただし、各レーンのゴールは早い者勝ちです。誰かがゴールすると、そのレーンは封鎖されてしまいます。
ゲーム概要
スタートプレイヤーから時計回りにゲームが進行します。
自分の番ではまず、4つのサイコロを同時に1回振り、2つ出目を足して2つの数を作ります。
それぞれ出来た数のレーンへコマを進めます。
2回目以降はプレイヤーがダイスを振り続けるか、やめるかを決めることができます。
一手番で進めるコマは、最大3レーンまで、一度進めたコマは戻すことができません。
ダイスを振るのをやめたら、自分の色のコマをレーン上の進めたコマの位置に置きます。
すでに3つのコマがレーンに出ている状態でコマを進めることができなければ、そのターンは即終了です。
その手番に進めたコマを全て回収して、次のプレイヤーの番になります。
ゲームの終了
次の番でコマを進めるとき、前の番までに進めたマーカーがある数字のレーンは、続きからコマを進めることができます。
各レーン誰かがゴールしたら、その数字のレーンはコマを進めることができず、ミス扱いになります。
一番先に3つのコマをゴールさせたプレイヤーの勝利です。
ここがポイント!
ダイスゲームの面白さがギュッと詰まったゲームです。
「そろそろヤバイ…」と頭ではわかっていても、ついもう一回だけダイスを振りたくなってしまいます。
2や12などの出にくい出目はゴールまでの距離が近く、6,7,8などの出やすい出目は遠く、程よいゲームバランスが保たれています。
各レーン早い者勝ちなので、同じレーンで複数のコマがひしめきあっているとデットヒートになります。
慎重にコマを進めた人が勝つこともあれば、ガンガン振りまくってビギナーズラックで勝ててしまうことも…!
ゲーム初心者の方も問題なく楽しめる、お手軽ダイスゲームです。
きょーみ
おわりに
ダイスゲーム『キャント・ストップ』をご紹介しました。
いろんなバージョンが出ていますが、2017年に新装版が発売されました。
元々は1980年発売の歴史あるゲームです。是非『キャント・ストップ』で遊んでみてください。