ダイ公望/Dice Fishing Roll and Catch 超おすすめゲーム紹介

ダイ公望-サムネイル

ダイ公望/Dice Fishing Roll and Catch(2016)

ゲームデザイナー:中村聡
:20分 :8歳~ :2~5人

ダイ公望-写真-箱

『ダイ公望』はサイコロを振って魚を釣るダイスゲームです。

いい釣竿で(ダイスをたくさん握って)釣りに行くと魚が釣れる確率は高まりますが、釣る順番は後になってしまいます。

プレイヤー間の駆け引きが楽しい、スリル溢れる魚釣りゲームです。

戦略
(3.5)
(4.0)
駆け引き
(5.0)

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ゲームの準備

各プレイヤーはダイスを隠すためのついたてと、サイコロを1セット受け取ります。

ダイ公望-写真-ダイス

お魚カードをよく混ぜ、ランダムに13枚のカードを裏向きでテーブル中央に置きます。残りのカードは箱にしまっておきます。

釣竿の選定

お魚カードの一番上のカードをめくります。

お魚カードには魚を釣るのに必要なダイス目、追加の獲得条件、獲得した時に得られるポイントが描かれています。

ダイ公望-写真-お魚カード

追加の獲得条件には「必ず1の目が含まれてること」「同じ目が出たら失敗」など様々なものがあります。

プレイヤーはお魚カードを見て、何個のダイスで魚を釣りに行くかを決め、手の中にダイスを握って手を前に出します。

特殊ダイスの効果

ダイスは通常の6面ダイスの他、10面、20面の特殊ダイスを使用することもできます。

特殊ダイスには2つの効果があり、必ずダイスを振る前にどちらの効果を使用するかを宣言します。

  1. 通常のダイス目として使う
  2. 特殊ダイスを、通常のダイス目として使用します。

  3. 振り直し用のダイスとして使う
  4. 特殊ダイスを、振り直し用のダイスとして使用します。

    奇数の目が出れば1回、偶数の目が出れば2回まで、残りのダイスを好きなように組み合わせて振り直すことができます。

    振り直し用として使ったダイスの目は、魚釣りに必要な目の数にはカウントしません。

魚釣り開始

全員手を開き、握ったダイスの個数を比較します。

一番個数の少ないプレイヤーから先に、ダイスを振る権利を得ます。

握ったダイスの個数が同数であれば、特殊ダイスの少ない方が先に振ります。それも同数であれば同時に振ります。

ダイ公望-写真-順番

ダイスを振って、条件を達成したらお魚カードを獲得することができます。

釣れなかったお魚カードは次のラウンドに持ち越しとなり、次にお魚をゲットしたプレイヤーが一緒に獲得します。

特殊ダイスを握ったプレイヤーは、たとえそのラウンドにダイスを振っていなかったとしても、握った特殊ダイスをついたての外に置きます

ついたての外にある特殊ダイスは、次のラウンドは使用できません

その次のラウンドで、ついたての外にある特殊ダイスを手元に回収することができます。

ゲームの終了

13ラウンドが終了したら、ゲーム終了です。

獲得したお魚カードの得点を計算し、最も点数の高かったプレイヤーの勝利です。

ここがポイント!

相手の出方をうかがいながら大物を狙う、楽しいダイスゲームです。

少ないダイスを握って勝負に出るか、たくさんダイスを握って確実に捕獲にかかるか、悩ましいところです。

特殊ダイスの使い所や使い方もポイントで、場合によっては「振り直し」で使うより普通に使った方が強いこともあります。

例えば「同じ目を含まずに「10」以上出せば達成」という条件の魚には、20面ダイスを1つ握れば手番も早く、達成できる確率も11/20と高いです。

中には他のプレイヤーが獲得したお魚カードを1枚ずつ、ランダムに食べてしまう熊のカードなんかも入っており、ゲームを盛り上げます。

きょーみ

これは楽しい!ダイスゲーム好きの方は要チェックです。獲得条件が難しいカードが獲得できると、まるで本当の魚を釣り上げたかのような気持ち良さがあります。カーキ色のバックに、魚拓のイラストが施された素朴なカードも気に入っています。

おわりに

ダイスゲーム『ダイ公望』をご紹介しました。

釣り好き、ダイスゲーム好きにはたまらないゲームだと思います。

2018年5月現在、まだ委託販売はされていないようです。続報を待ちましょう!