コヨーテ/Coyote 超おすすめゲーム紹介

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コヨーテ/Coyote(2003)

ゲームデザイナー:Spartaco Albertarelli
:15~30分 :10歳~ :2~10人

コヨーテ写真-箱

『コヨーテ』は自分のカードだけが見えない状態で全員の数字の合計値を予想しながら数字を吊り上げていく、サバイバル系のカードゲームです。

数字に踊らされているのは彼か、それともあなたか。嘘が嘘を呼ぶハラハラドキドキの心理戦を制するのは誰でしょうか?

戦略
(3.0)
(4.0)
ブラフ
(5.0)

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ゲーム概要

36枚のナンバーカードを使います。

カードをよく混ぜ、カードを見ないようにしながら山札からカードを1枚ずつ取り、自分の顔の前で持ちます。

コヨーテ写真-プレイの様子

手番にできること

ゲームは時計回りで進行していきます。最初のプレイヤーは他の人のカードを見て、全員の数字を足した合計値を予想して、それを超えないような1以上の数を宣言します

次の人からは以下の1、2どちらかの行動を取っていきます。

  1. 前の人が宣言した数字が、まだ全員のカードの合計値を超えていないと思った時
  2. 前の人の数字より大きい数字を宣言します。

    コヨーテ写真-数字をあげる

  3. 前の人が宣言した数字が、全員のカードの合計値を超えていると思った時
  4. 「コヨーテ」と宣言します。

    コヨーテ写真-コヨーテ宣言

勝敗の判定

「コヨーテ」が宣言されたら全員のカードをオープンして、宣言された数字と比べます。

  1. 宣言された数字が全員のカードの合計値よりも大きかった場合
  2. 「コヨーテ」成功です!最後に数字を宣言したプレイヤーの負けとなります。

    コヨーテ写真-コヨーテ成功例

    場の数の合計は「11」でした。宣言された数字「13」は、場の数「11」よりも大きかったので、コヨーテ成功です。

  3. 宣言された数字が全員のカードの合計値と同じだった場合
  4. 「コヨーテ」失敗です。「コヨーテ」を宣言したプレイヤーの負けとなります。

    コヨーテ写真-コヨーテ失敗例1

    場の数の合計はちょうど「10」でした。同数の場合はコヨーテ失敗です。

  5. 宣言された数字が全員のカードの合計値よりも小さかった場合
  6. 「コヨーテ」失敗です。「コヨーテ」を宣言したプレイヤーの負けとなります。

    コヨーテ_写真-失敗例2

    場の数の合計は「24」でした。宣言された数字「16」は、場の数「24」よりも小さかったので、コヨーテ失敗です。

勝負に負けたプレイヤーは自分のライフカードを裏返します。

失敗するごとに身代わり人形を1体ずつ失っていき、3回目に身代わり人形がいない状態で失敗してしまった人は、ゲームから脱落します。

コヨーテ写真-身代わり人形

使ったカードは山札の脇によけておきます。前の番に負けた人からカードを1枚ずつ引き、ゲームを再開します。

最後の一人になるまでゲームを続け、最後に残ったプレイヤーの勝利です。

カードの種類

カードは大きく分けて、数字のナンバーカードと特殊効果カードの2種類があります。カードの構成は裏面を見ればわかるようになっています。

コヨーテ写真-カード構成

数字カード

-10~20までの数字があります。0の中には1枚だけ黒い「夜」のカードがあり、夜のカードが出ると今までのカードが全てリセットされます。

次の番が始まる前に使ったカードも含めてシャッフルし、1つの山にしてゲームを再開します。

コヨーテ-カードの種類

特殊カード

3種類の特殊カードがあり、それぞれゲームに大きな変化を加えます。

  • 「×2」:場のカードを足したあと、2倍にする
  • 「MAX→0」:一番大きい数字カードを1枚「0」にする
  • 「?」:「コヨーテ」の後にもう1枚山からカードを引き、その数字を足す

コヨーテ-特殊カード

ここがポイント!

ウソ、ハッタリ、なんでもありの心理戦です。相手の宣言した数字や周囲の様子をうかがいながら、自分の数字を推理していきましょう。

あえて極端に大きい/小さい数字を宣言することで、相手に「大きい/小さい数字を持ってるかも…」という疑心を抱かせることができます。疑心が伝染していって、そのままズルズルと数字が上がっていくことも…。

「コヨーテ」を宣言するのは勇気がいりますが、成功すると気持ちいいですよ!ここぞというタイミングでビシッと決めてやりましょう。

数字の組み合わせによっては、あり得ないほど場の合計値が大きくなったり、逆に0以下になることもあって、カードをオープンした時に「えぇーっ!」と盛り上がります。

「20」や「-10」といった絶対値の大きいカードを持っている人は特に狙われやすいのですが、途中で自分の数字を察することができれば逆転の目はあります。オープンギリギリまで勝負がわからないところも◎

きょーみ

脱落してしまった後に、全員のカードを見ながらみんなの反応を見るのもまた楽しいです。友人と何時間でも遊んでいられるゲームですね。

おわりに

みんなでわいわい盛り上がれる超おすすめゲームです。プレイ人数も2~10人と幅広く、1つ持っておけば様々な場面で活躍するでしょう。

日本語版コヨーテは小箱で持ち運びやすいだけでなく、カードには1枚1枚エンボス加工が施されており、とても丈夫で持ちやすい仕様になっています。

カードを持ちながら遊べるので、遊園地の待ち時間などの暇つぶしにも最適です。是非仲の良い友人とコヨーテで大いに盛り上がってください。