線は、僕を描く
砥上 裕將

大学生の主人公がアルバイト先の展示会場で水墨画と出会い、その魅力に傾倒していく物語。水墨画を描くことで、対象物となる花や果物の命と真正面から向き合う。感受性豊かな主人公が心の内で語る、水墨画の繊細な描写・表現方法にも注目。