宝石の煌き強者の3ヶ条 勝利をたぐり寄せる序盤・中盤・終盤の立ち回り

宝石の煌き_戦略

宝石の煌きで勝つための戦略を紹介します。BGAアリーナモードのレートは400台、初心者相手にはそうそう負けません。

宝石の煌きには、勝つために覚えておきたい大事な3ヶ条があります。

  1. 最短で15点を目指す
  2. 集めるカードの色を絞る
  3. 予約を制する者はゲームを制す

この3つを意識するだけも、だいぶ勝率が変わってくるかと思います。

序盤、中盤、終盤の立ち回りについても詳しく解説します。実践の中で、役立ててください。

ゲームは3人戦を想定しています。

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宝石の煌き 強者の3ヶ条

  1. 最短で15点を目指す
  2. 集めるカードの色を絞る
  3. 予約を制する者はゲームを制す

強いプレイヤーは上記3ヶ条をしっかりと押さえた上で、状況に合わせて戦略を変化させます。

最短で15点を目指す

宝石の煌きの目的は、誰よりも早く15点を達成することです。貴族タイルを集めることではありません。

貴族タイルを取るためには、最低でも4-4で8枚、3-3-3で9枚のカードが必要です。しかしながら、そうそう都合よく狙った色のカードが取れるとは限りません。

相手に妨害されることもあれば、なかなか狙っている色のカードが場に出ない時もあります。貴族タイルが取れるかどうかは、プレイング以上に運が大きく影響するのです。

宝石の煌き_最短で勝つ戦略_カード例

高得点のカードを狙えば、貴族をタイルを取らずとも15点集めることは十分に可能です。15点到達時のカード枚数は7~8枚が理想。運が良ければ5~6枚、少し長いゲームになると10枚前後になることもあります。

貴族タイルはあくまでも15点を達成するための手段であり、貴族タイルを取ること自体がゴールになってはいけません。この点はよく覚えておいてください。

序盤からレベル2・レベル3のカードに照準を絞り、スピード重視でカードを集める。これが宝石の煌きで勝つための鉄則です。

集めるカードの色を絞る

集めるカードの色を絞り、特定の色を伸ばすことに集中しましょう。なぜなら得点効率の良いカードを早く取るためには、1色が大量に必要になるからです。

宝石の煌き_戦略_集める色を絞る

レベル2なら単色5の2点、単色6の3点、4-2-1の2点。レベル3なら7-3の5点、単色7枚の4点、6-3-3の4点、これらは得点効率が良いカードです。各レベルの高得点カードを中心に、ゲームを組み立てていきます。

特定の色を集めておくと、ゲーム終盤でポロッと落ちた単色5、6が簡単に買えたりします。1アクションの差で勝負が決まることも多いです。高得点カードを買いやすい体制を整えておくことは大事になります。

予約を制する者はゲームを制す

強いプレイヤーは予約を上手に活用します。予約したカードは相手に取られる心配がなく、計画を立てながらゲームを有利に進められます。

そして何より、予約した時にもらえるゴールドチップがとにかく強力です。単色6や7-3などの高得点カードを獲得する時のほとんどが、このゴールドチップを組み合わせたパターンです。

上級者同士の対戦になると、よくストックからゴールドがなくなります。いかにゴールドを吐き出さずに得点を伸ばしていくか。ジリジリとした歯がゆい展開になります。

予約はカードを確約する守りにも、相手を妨害する攻めにもなります。ただし闇雲に予約していると、手札を処理しきれずに破綻してしまうことも…。強力な分、下手すれば自分の首を絞めることにもなる、諸刃の刃のようなアクションです。

手札をうまく回し、予約アクションを使いこなせるかどうかが、勝負の明暗を分けます。

ゲーム開始前に知っておきたいこと

色には相性がある

宝石の煌き_色の相性

宝石の煌きの5色には相性があります。相性の良い色のカードを一緒に集めておくと、後半いいカードが買いやすくなります。

メインカラー1色と、サブカラー2色を中心にカードを集めていくのがおすすめです。

上位互換のカードが存在する

コストだけで比べると、同じレベルのカードの中で上位互換があります。レベル1の1-1-1-1>2-1-1-1、レベル2の5>5-3。

宝石の煌き_上位互換のカード

2-1、1-1-1-1は序盤から買いやすいです。逆に3-1-1のようなコスパが悪いカードは、序盤のうちはなるべく取らないようにします。

同色2枚取りは強い

ストックが4枚以上ある時にできる、同色2枚取りは強いアクションです。集めたい色のチップが2枚取りできるときは、積極的に狙いましょう。

序盤の立ち周り

序盤から狙いはレベル2、レベル3に絞り、最短ロードを駆け抜けます。盤面を見て、どの色を伸ばしていくか方針を固めていきましょう。

初手どう動くか

宝石の煌き_盤面

初手は超大事です。2番手、3番手の場合、先手のアクションを踏まえた上で、残り物の中から得点を伸ばせる最善手を考えます。

他のプレイヤーと集める色が被ってしまうと、チップ不足が起こります。先手が赤5を予約したのなら、次の番から赤のチップやカードを集めにくるでしょう。

意図を汲み取って、無理のない戦略を考えなくてはなりません。被ってしまいそうなら別の色を集めにいきましょう。

予約

予約は初手の最有力アクションです。おいしいカードは、先手先手で確保するようにしましょう。

なぜ先に予約なのか。場にあるカードは常に相手に取られてしまうリスクと隣り合わせだからです。たとえ相手にとっていらないカードでも、簡単には取らせまいと予約をされ、ブロックされることがあります。

後回しにせず、先に予約する。ゲーム全体を通して大事な心得です。

レベル2の5、4-2-1、レベル3の7は、序盤から狙いやすい高得点カードです。初手で青5を予約、次の番で青チップ2枚取りか、青の1-1-1-1、2-1を予約すると、青を中心にした戦略が組めます。

2枚取り

盤面によっては、2枚取りも初手の選択肢に入ります。特に同色の5、4-2-1(レベル2)、4(レベル1)が複数枚場に残っている時に有効です。

待ちを広く構えられるなら、2枚取りは有効です。仮に相手にカードを1枚予約されたとしても、候補が残っていれば伸ばした色を無駄なく使えます。

1枚ずつ3枚取り

初手としては、最も弱いアクションなります。欲しいカードが場にあれば、先に予約をしておきたいところです。

あまり欲しいカードが場にない時に、様子見で3枚取りをすることはあります。

チップを溜めて選択肢を増やす

まだ場からチップが取れる時は、特別な理由がない限り、チップを先にためましょう。

ギリギリまでためてから購入することで、自分の選択肢を増やし、相手の選択肢を狭めます

すぐに購入せずチップを溜めておけば、次の1巡でもっといいカードが場に落ちるかもしれません。

また手持ちのチップがストックに戻らないので、相手の取れるアクションが制限されます。

宝石の煌き_チップをためる1

手札に青1-1-1-1があり、手持ちチップは7枚、すぐにでもカードが買える場面で考えてみます。

宝石の煌き_チップをためる2

すぐに購入した場合、ストックに5色の色が揃います。次の番の相手は好きな色のチップが取れます。白の2枚取りもできます。結果的に、相手に豊富な選択肢を与えてしまいました。

宝石の煌き_チップをためる3

すぐに購入せず白青緑のチップを取った場合、ストックに白青黒のみが残りました。

次の番の相手は、チップを取るなら白青黒しか選択肢がありません。相手の行動を制限し、自分の選択の幅を広げることができました。もし緑5が場に出れば、予約して2点獲得のチャンス到来です。

ゴールドはレベル2以上のカードに使う

ゴールドチップは貴重です。できることならレベル2以上のカードに使いましょう。

1番避けたいのは、仕方なく欲しくもないカードにゴールドを使わされること。高得点カード以外に買いやすいレベル1のカードを予約しておくことで、ゴールドの無駄使いが防げます。

中盤の立ち回り

中盤以降はリレーのように、カードからカードへとスムーズに得点を重ねられるかがポイントです。

数手先を読みカードを確保する

獲得したカードの優位を活かしましょう。

  1. 今集めているのは黒のチップ
  2. 黒5で、赤2点が完成
  3. 次は赤を集めて、黒7を狙う
宝石の煌き_カードをリレーのように繋げる

このように完成させたカードの色を活かして、次に狙うカードを決めていきます。相手にブロックされる前に、予約することを忘れずに!

自分が安く買えるカードを買っていく

前項で、上位互換のカードが存在すると説明しました。しかし中盤以降になると獲得したカードの色によって、自分にとっては安く買えるカードが出てきます

普通なら取りにくい赤3緑1黒1の黒も、赤1枚で買えちゃいます。中盤からはカードのスペックよりも、今の自分にとって買いやすいカードかを基準に場のカードを見ていきます。

取ったカードは、自分専用のクーポン券のようなもの。使わないともったい無いです。どんどん使って、お得に買い物しましょう。

相手に楽をさせない

「黒と白は確保と…。あと1枚は正直どっちでもいいな…。」こんな時ありませんか?

どっちのチップを取るか迷ったときは、相手に楽をさせない方を選びましょう。

  • 残り1枚の色を取る
  • 残り4枚の色を取る
  • 予約して、残り1枚のゴールドを取る

4枚のチップを3枚にすれば、同色2枚取りができなくなります。何気ない一手ですが、相手にとってはその1枚のチップが大事だったりします。

一見損なアクションも必要に応じて実行する

  • ストックに2色しかないので、2枚しか取れない
  • 手持ちは10枚。予約してゴールドを取ったら、1枚返さないといけない
  • 手持ちは10枚。3枚取って、3枚返す。チップを交換するだけ

これらのアクションは一見損してるように見えます。しかし状況によっては、損してでも実行した方が良い場面があります。

たとえば色を揃えれば7-3、7、6が完成するとき。高得点カードの完成のためなら、犠牲を払う価値があります。

目的のためなら、損なアクションも厭わない。最短で勝つことを優先しましょう。

終盤の立ち回り

10点前後になったら、どうやって15点を達成するかを今一度整理します。相手の上がりにも注意です。

相手のキーカードを阻止する

1位のプレイヤーの動向に注意しつつ、相手の上がりに直結するキーカードが場に出たら、予約をして阻止することも必要です。

7-3の5点、7の4点、6の3点、このあたりを取られてしまうと、大きく点差が開いてしまいます。貴族タイルにも注意!

いざという時のために、予約の空きを残しておきましょう。

盤面を変えたくない時には山のカードを予約する

予約をしてゴールドを取りたいが、盤面を変えたくない…。こういう場合は山札の上から予約をして、ゴールドを取るプレイが有効です。

宝石の煌き_山札から予約する

盤面から予約をすると、相手のキーカードが場にめくれてしまうリスクがあります。この1プレイが命取りになることも。

山からの予約は、普通にやるとギャンブル性の強いアクションです。しかし盤面をロックするという効果もあり、うまく使えば勝利を決定づける良い手になります。

貴族を狙う

貴族が狙えるのなら、貴族獲得のためカードを集めにいくのも終盤の選択肢の1つになります。

盤面 or 手札の高得点のカードを取るか、貴族の3点を取るか。どちらが良いかは時と場合によります。

上級者相手に勝つために

強い相手に勝つためには、さらに相手の上をいく戦略が求められます。

ゴールド大事に

上級者同士の対戦ではよく、ゴールドが枯渇します。皆ゴールドをなるべく消費せず、うまくチップを回してきます。

ゴールドをコントロールされると、高得点カード(7-3、7、6)の獲得が難しくなります。あと1枚チップが足りず、泣く泣く別のカードを取らされることも。

ゴールドが場に出ないゲームだと気付いたら、早めに戦略を切り替えないといけません。

  • レベル1のカードを多めに取って、色不足を補う
  • 無理せず買える範囲のカードを予約する
  • 高得点カードだけに執着せず、少しでも自分の優位を活かして取れるカードを探す

ブロックばかりしていても勝てない

相手に上がらせまいと、序盤からキーカードのブロックばかりしていると、いずれ自分の首を締めることになります。

ブロックしたカードが自分に合わなければ、手札で腐ります。手札がいっぱいで予約できず、予約したカードも獲得できない。こうなってしまうと、勝つのは難しいです。

自分の集めている色に忠実に、得意分野を真っ直ぐ伸ばしていくのが基本です。ブロックは、ここぞという場面に取っておきましょう。

相手が予約したカードを覚えておく

相手の予約したカードを覚えておくことも大切です。相手が集めているチップの色が把握できれば、対策が立てられます。

宝石の煌きには、同じカードは1枚もありません。カウンティングができるようになれば、確実に強くなりますよ。

後で相手の手札を確認することはできません。予約したカードが見えなかった時は、「すみません。今予約したカードを確認させてください」と言って、その場で見せてもらいましょう。

宝石の煌きで高みを目指そう

宝石の煌き_ゲーム風景
  1. 最短で15点を目指す
  2. 集めるカードの色を絞る
  3. 予約を制する者はゲームを制す

宝石の煌きの戦略について、解説しました。

実際には相手のプレイスタイルは様々ですし、盤面の変化にも柔軟に対応しなければなりません。そこが宝石の難しさであり、面白さでもあります。

あとは実践の中で戦術を試しながら、宝石の煌きを楽しんでください。

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